2019年12月17日、中國紙?環(huán)球時報は露紙?獨立新聞の記事を引用し、汚職官僚など中國の海外逃亡者を連れ戻す「天網(wǎng)行動」の効率の良さは驚くべきものだと伝えた。

記事は、「天網(wǎng)行動によって近年では毎日平均5～6人が帰國させられている。彼らが持ち去った巨額の不正な金も回収されることになる」と紹介。「このような効率の良さは信じがたいことだ」と伝えた。

記事によると、19年1月から10月までの間に合計1634人の海外逃亡者を連れ戻しており、このうち共産黨員と政府関係者が741人を占めたという。この中には「百名紅通人員」（海外逃亡犯のトップ100人）も4人含まれており、回収する不正な金は29億5400萬元（約462億円）に達すると伝えた。また、連れ戻した海外逃亡者の數(shù)は前年同期比で69％増、連れ戻した共産黨員と政府関係者の數(shù)は同201％増、回収した金額は同288％増となった。

「中國は、こうした國際的な協(xié)力による反腐敗行動を強化している」と記事は紹介。14年に北京で開催されたアジア太平洋経済協(xié)力（APEC）の會議において、反腐敗実行の協(xié)力ネットワークを構築することで合意しており、米國、カナダ、オーストラリアなどの國と協(xié)力して調(diào)査を行っていると記事は伝えた。

また記事は、上述の今年10月までの連れ戻しの成果は、天網(wǎng)2019行動の枠組みにおいて獲得したものだと指摘。天網(wǎng)行動は15年から始動しており、これまで120以上の國や地域から數(shù)千人を連れ戻していて、この中にはインターポールの協(xié)力によって逮捕した例もあると伝えた。（翻訳?編集/山中）