2013年9月16日、遺伝子組み換え食品は常に注目を集めているが、ネット上で拡散されている「遺伝子組み換え食品リスト」は信頼できるものだろうか。中國が正式に生産もしくは輸入を許可している遺伝子組み換え食品には、どのような種類があるのだろうか。この問題について中國農(nóng)業(yè)部（農(nóng)業(yè)?。─瑜訉熼T家を取材した。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

【その他の寫真】

◆すでに安全証書を取得した作物

中國農(nóng)業(yè)科學(xué)院植物保護(hù)研究所の謝家建（シエ?ジアジエン）副研究員は、「中國で遺伝子組み換え生物の生産?使用の安全証書を取得した作物のうち、有効期間內(nèi)のものには、綿花、イネ、トウモロコシ、パパイヤがある。証書の発給は研究者の申請(qǐng)、農(nóng)業(yè)遺伝子組み換え生物安全委員會(huì)の審査、部級(jí)合同會(huì)議の議論を経て許可される。証書の許可に関する情報(bào)は、中國農(nóng)業(yè)部の関連サイトで公表されており、各期の許可に関する情報(bào)を調(diào)べることが可能だ」と説明した。

同証書を取得しても、直ちに実用化栽培が実施できるわけではない。謝氏は、「中華人民共和國種子法の要求に基づき、遺伝子組み換え作物はさらに品種審査証書、生産許可証、経営許可証を取得しなければ、実用化栽培に移れない」と指摘した。

「主要農(nóng)作物品種審査方法」によると、品種審査証書は次の條件を満たさなければ申請(qǐng)できない。（1）人工栽培もしくは発見した、改良済みの品種。（2）既存の品種との間に明らかな違いを持つ。（3）遺伝的安定性を持つ。（4）形態(tài)特徴が生物學(xué)的特徴と一致する。（5）「農(nóng)業(yè)植物品種命名規(guī)定」に合致する名稱を持つ。

生産許可証および経営許可証の審査は、企業(yè)所在地の省級(jí)農(nóng)業(yè)行政主管部門の審査意見書の提出が必要だ。

謝氏は、「遺伝子組み換えイネとトウモロコシは、種子法の定める審査を終えておらず、実用化栽培に移っていない。中國ですでに実用化栽培を行っている遺伝子組み換え作物は、綿花とパパイヤのみだ」と指摘した。

中國が加工原料用の輸入を許可している遺伝子組み換え作物には、大豆、トウモロコシ、アブラナ、綿花、てんさいがある。これらの食品は中國の安全証書を取得しなければならない。

中國は「農(nóng)業(yè)遺伝子組み換え生物輸入安全管理方法」、「農(nóng)業(yè)遺伝子組み換え生物加工審査方法」、「輸出入遺伝子組み換え商品検査?検疫管理方法」、「農(nóng)業(yè)遺伝子組み換え生物識(shí)別管理方法」を制定しており、県級(jí)以上の地方政府の農(nóng)業(yè)部門が遺伝子組み換え生物の識(shí)別の監(jiān)督管理を擔(dān)當(dāng)し、中國國家質(zhì)量監(jiān)督検験検疫総局が輸入農(nóng)業(yè)遺伝子組み換え生物の港灣における識(shí)別の検査?検証を擔(dān)當(dāng)するよう定めている。これらの管理制度は徹底されており、遺伝子組み換え作物がすべて識(shí)別されている。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/YF?編集/武藤）