2019年12月26日、中國(guó)初の國(guó)産空母「山東」の臺(tái)灣海峽通過をめぐり、海外の中國(guó)語(yǔ)ニュースサイトに「20年の臺(tái)灣は『火薬庫(kù)』となるか？」と題する記事が掲載された。

記事は、「山東」が同日、護(hù)衛(wèi)艦を伴って臺(tái)灣海峽を北に向かって航行したと報(bào)じ、來(lái)月11日に投開票が行われる臺(tái)灣総統(tǒng)選に言及。仏AFP通信が「臺(tái)灣海峽通過のタイミングは総統(tǒng)選前夜だ」と指摘したと伝え、現(xiàn)在の世論調(diào)査で再選を目指す蔡英文（ツァイ?インウェン）総統(tǒng)の支持率が「対中融和路線」の國(guó)民黨?韓國(guó)瑜（ハン?グオユー）氏を上回っていることを説明した。

「山東」は正式な引き渡し前の先月にも臺(tái)灣海峽を通過している。記事によると、臺(tái)灣の外交部長(zhǎng)は「北京のこの挙は選挙への関與を意図するものだが、有権者は脅迫を絶対に受け入れない」とツイッターに書き込んだという。

記事は臺(tái)灣中央社の報(bào)道として、安全保障に詳しい人物が「中國(guó)は総統(tǒng)選の2週間前を選んで最新空母に臺(tái)灣海峽を通過させた。周囲には多くの作戦艦、甲板上には戦闘準(zhǔn)備狀態(tài)のJ-15戦闘機(jī)が複數(shù)いるはずだ。これは『準(zhǔn)空母戦闘群』の姿で武力をアピールし、臺(tái)灣の選挙の過程における中國(guó)の態(tài)度と役柄を軽視しないよう國(guó)際社會(huì)に強(qiáng)く呼び掛けるものだ」とコメントしたと説明。この人物は「中國(guó)のこの軍事アピールは、臺(tái)灣の有権者に対する一種の威嚇」とも指摘したという。

記事はこの一方で、中國(guó)政府で臺(tái)灣問題を所管する國(guó)務(wù)院臺(tái)灣事務(wù)弁公室（國(guó)臺(tái)弁）の元副主任が先ごろ、「臺(tái)灣の選挙で誰(shuí)が勝ち、誰(shuí)が負(fù)けるか、大陸が過度に関心を寄せる必要はない。なぜなら最終的に両岸関係の方向を決めるのは大陸だからだ」と発言したとも報(bào)じた。（翻訳?編集/野谷）