2013年9月18日、湖北省武漢市武昌區(qū)の銀行に務(wù)める周（ジョウ）さんは、28歳の獨(dú)身男性。周さんが、家族から同い年の女性を紹介され、2人はレストランでお見(jiàn)合いすることになった。荊楚網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

食事が終わった後、彼は當(dāng)然、勘定を持つつもりでいた。ところが思いがけず、相手の女性が、「ここのお勘定は、私が持ちます」と言い出した。周さんは、「とんでもない」と席を立って支払いに行こうとした。すると、ウェイターが持っていた伝票を奪うようにして取り上げ、さっさと勘定を済ませてしまった。あっけに取られた周さんには、もはやなす術(shù)はなかった。

今回のお見(jiàn)合いに、周さんは心底驚いた。男女が會(huì)って食事をした時(shí)に、男性側(cè)が勘定を払うのはごく當(dāng)たり前のことだ。だが、心中の驚きとはうらはらに、周さんはその後この女性とデートを重ねるようになった。

○勘定の支払いを主張する裏に、女性のプライド

自ら進(jìn)んでお勘定を持つ女性に出會(huì)った周さんのようなケースは、ますます増えている。

武漢市にある5つのオフィスビルで働く女性50人に無(wú)作為でインタビューしたところ、約6割の女性、特に経済的に裕福なホワイトカラーの女性が、「デートで食事した時(shí)、食事代を持ちたいと思う。従來(lái)の習(xí)慣から男性に支払わせたくない」と答えた。

胡（フー）さんは、武漢にある物流會(huì)社で秘書(shū)をしている、物靜かでさっぱりした性格の女性だ。彼女は、「今、ネットでのお見(jiàn)合いが流行しているが、『ただで飲み食いしている』と言われたくないので、食事代は自分が持つつもり」と語(yǔ)った。彼女は、「今の女性は経済的に自立している。それなのに、食事代を男性に払ってもらうことは、あまりにも損得勘定が働きすぎでは？」との見(jiàn)方を示した。

北京市の大學(xué)を卒業(yè)後、武漢市の貿(mào)易會(huì)社で働く盧（ルー）さんは、デートの時(shí)には自ら進(jìn)んで勘定を持つことにしている。今年初め、知人を介して知り合った「長(zhǎng)身でお金持ちのイケメン」とデートした。相手は高級(jí)車を運(yùn)転し、フランス料理のレストランに連れて行ってくれた。盧さんは、映畫(huà)のワンシーンのように、高級(jí)レストランのろうそくの燈りの下で、素晴らしい料理をご馳走になることを期待していた。しかし、実際には、相手の橫柄な振る舞いに辟易し、自尊心が傷つけられたと感じた。

「ろうそくの燈りの下での夕食はもちろん、どんな高級(jí)な食事でも、私がこれまで勘定を持たなかったことなどないわ」―盧さんは結(jié)局、彼には支払わせず、自分が勘定を済ませて立ち去った。

○専門(mén)家の解説：「女性の獨(dú)立と社會(huì)の進(jìn)歩」によって起こった現(xiàn)象

戀愛(ài)?結(jié)婚問(wèn)題に詳しい朱宏玉（ジュウ?ホンユー）さんは、このような現(xiàn)象について、次のように解説した。

一般的に、女性は親しい男性と食事や買物をした時(shí)、自ら進(jìn)んで勘定を持つという発想をすることはほぼ皆無(wú)だ。一方、初対面のお見(jiàn)合い相手と食事をする時(shí)には、「損得勘定に長(zhǎng)けた要領(lǐng)の良い女」という印象を相手に與えたくないがゆえに、「食事代をどちらが負(fù)擔(dān)するか」について必ず考える。割り勘にすれば、なんだか他人行儀で、男性をあまり尊重していない感じになるため、女性が全額を負(fù)擔(dān)する傾向が高い。

別の角度から見(jiàn)ると、お見(jiàn)合いの時(shí)に女性が勘定を持つのは、獨(dú)立心と自主性に対する現(xiàn)代女性の意識(shí)の高まりを示すもので、彼女らは、経済的な圧力を男性と分擔(dān)したいと思っている?！缚倍à夏肖证膜韦?dāng)然」と長(zhǎng)い間信じていた、男尊女卑的な考えを持つ男性は、自ら支払いを申し出るような女性に出會(huì)った時(shí)、決して卑屈になる必要はない。「自分は経済的に自立している」という雰囲気を女性のために作り上げることは、女性に対する尊重の気持ちの表れといえよう。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KM?編集/武藤）