2013年9月20日、新華社（電子版）によると、中國環(huán)境保護(hù)省が7月末に発表したデータで、中國74都市において、今年上半期の大気汚染基準(zhǔn)値を超えた日數(shù)の割合は平均45．2％、主な汚染物質(zhì)はPM2．5とオゾンであったことがわかった。

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中國科學(xué)院大気物理研究所の王●思（ワン?ユエスー、●は足へんに夭）研究員は「事実、オゾン汚染は全國的な環(huán)境問題となっている」と語る。関連研究によれば、オゾンは二次汚染物質(zhì)で、主に窒素酸化物、揮発性有機(jī)化合物などの物質(zhì)が、高溫や強(qiáng)い太陽の照射といった気象條件が重なることにより、酸素と化學(xué)反応を起こして生成されるという。

長い間、オゾンは地球の生物を紫外線から守ってくれる有益な物質(zhì)に過ぎないと考えられてきた。環(huán)境保護(hù)の専門家によると、大気中の90％以上のオゾンは中高域の成層圏に集中しており、確かに太陽の紫外線を防御し、地球保護(hù)の役目をしているが、約10％のオゾンは地表の対流層に集まり、人體の健康に良くない影響をもたらす可能性があるという。

「主にオゾンの強(qiáng)酸化性により、人體の細(xì)胞壁が破壊されたり、酸性雨が降って農(nóng)作物が大規(guī)模な打撃を被ったりすることが考えられる」と北京大學(xué)公共衛(wèi)生學(xué)院の潘小川（パン?シャオチュワン）教授は指摘する。オゾン汚染は國際的な問題で、米ロサンゼルスでは數(shù)十年にわたる対策で大幅に改善されたものの、今なお基準(zhǔn)値を超える狀態(tài)だ。中國は、米國のオゾン単體での汚染とは異なり、PM2．5とオゾンとが相互に作用し、さらに汚染問題は始まったばかりということもあり、狀況改善へのハードルはさらに高いものとなっている。（翻訳?編集/中原）