2013年9月22日、環(huán)球時(shí)報(bào)は「國(guó)の総合的実力を低下させる中國(guó)の弱點(diǎn)」と題した社説を掲載した。

【その他の寫真】

中國(guó)の総合的実力がどれほどのものかを知ることは大変重要だ。このことは、中國(guó)の外交行為に対するわれわれの評(píng)価に大きな影響を及ぼす。中國(guó)はすでに世界第二の経済體であり、GDP総量は英?仏?獨(dú)の総和、日本の1．5倍、ロシアの4倍に近づいている。しかし、われわれは中國(guó)の総合的國(guó)力がGDPが示すほど強(qiáng)大ではないと直感的に感じる。中國(guó)が真の意味で「世界第二の大國(guó)」になったとは言いがたいのだ。その原因はなんだろう？

よく言われるのは、中國(guó)の軍事力がまだ弱く、総合的國(guó)力の足を引張っているという説だ。確かにこれも一理ある。しかし、中國(guó)の軍事力は國(guó)の発展とほぼ釣り合いがとれているし、しかも中國(guó)は核保有國(guó)で、國(guó)防費(fèi)予算も世界第2位の規(guī)模だ。世界の他の大國(guó)と比べてみても、中國(guó)の各方面の力は均衡が取れており、國(guó)土面積、人口規(guī)模、経済、軍事力のいずれをとっても世界の大國(guó)としての條件を満たしている。

大國(guó)の総合的実力を測(cè)る上で肝心なのは、その國(guó)がどれだけの「力」を持っているかではなく、どれだけの「弱點(diǎn)」を持っているかだ。他の大國(guó)と比べると、中國(guó)の持つ力は大きいが、弱點(diǎn)も明白だ。これらの弱點(diǎn)こそが、中國(guó)の力を相殺し、中國(guó)の総合的実力を低下させているのだ。

▽中國(guó)の弱點(diǎn)とは？

（1）経済総量は大きいが、質(zhì)が低い。特に最先端技術(shù)の面で、中國(guó)はまだ大國(guó)ではない。中國(guó)の科學(xué)技術(shù)力は大國(guó)の中で遅れを取っており、米國(guó)?日本?ドイツに及ばないだけでなく、複數(shù)の分野でロシアをも下回っている。

（2）エネルギーと資源の対外依存度がますます高まっている。また、中國(guó)は貿(mào)易大國(guó)でもあり、國(guó)際市場(chǎng)と相互に高く依存し合っている。世界の工場(chǎng)である中國(guó)は、原材料と販売市場(chǎng)という2つの重要ポイントで世界と密接に関わっている。歴史的に見ると、このような特徴を持つ大國(guó)はどれも世界の秩序をコントロールできるほどの強(qiáng)大な軍事力を持っているが、中國(guó)は違う。中國(guó)の今の軍事力では本土を守るのがせいぜいで、世界各地に散らばった中國(guó)の各種利益を守るには到底足りない。マラッカなどの重要水路がいつか「寸斷」されるのではないかと懸念する聲もある。

（3）中國(guó)には臺(tái)灣問題があり、また、海外逃亡したダライ集団など民族分裂勢(shì)力も非常に活発で、國(guó)內(nèi)の少數(shù)民族地域に影響を及ぼしている。こうした弱點(diǎn)は中國(guó)の外交にとって深刻な足かせとなり、外部勢(shì)力にとっては中國(guó)との駆け引きの切り札となっている。このほか、中國(guó)と周辺國(guó)との間で近年、海上摩擦が頻発しており、中國(guó)外交の不確定性が増している。

（4）近年、中國(guó)社會(huì)の価値観が分裂傾向にあり、社會(huì)の矛盾も増えている。どの大國(guó)もこうした狀況を経験しているが、いずれも総合的実力を低下させるものだ。

膨大な力の規(guī)模と上述の弱點(diǎn)により、中國(guó)は大國(guó)の中でも特殊な國(guó)となっている。中國(guó)の力は大きいが、後顧の憂いも多い。國(guó)としては1つの問題ばかりに専念するわけにもいかず、全面的に配慮するしかない。例えば、中國(guó)は領(lǐng)土問題を徹底的に解決するという任務(wù)を負(fù)っているが、一方で経済を発展させ、13億人の物質(zhì)的?精神的な生活水準(zhǔn)を高めるという切迫した任務(wù)も抱えている。どちらがより重要かというのは簡(jiǎn)単には言えない。中國(guó)はこうした選択にしばしば直面する。

一方、中國(guó)と違い、ロシアは資源が豊富で対外依存度も低く、ほぼ「自給自足」が可能な國(guó)だ。米ロの貿(mào)易額はわずか400億ドルであるのに対し、中米貿(mào)易額は5000億ドルに達(dá)する。

中國(guó)が臺(tái)頭するには、戦略と革新に満ちたプロセスが必要だ。長(zhǎng)所を生かし短所を補(bǔ)い、根拠に基づいた行動(dòng)をとり、さらには短所を長(zhǎng)所に変えていく必要がある。例えば中國(guó)市場(chǎng)は対外依存度が高いが、依存は雙方向のものでもある。中國(guó)は貿(mào)易を拡大し、國(guó)に力をもたらす新たな源泉に転化させることができる。中國(guó)と世界は相互に依存しており、將來的には他國(guó)の中國(guó)に対する依存が、中國(guó)の他國(guó)に対する依存を上回る可能性もある。

中國(guó)の力の規(guī)模がますます拡大するにつれ、一部損失への対応力もますます強(qiáng)まる。このことは國(guó)家利益の防衛(wèi)に向けた國(guó)の決意と能力につながり、他國(guó)も中國(guó)の利益を損なう行為をはばかるようになるだろう。この変化のプロセスは、時(shí)間はかかるが、はっきりとしたものだ。例えば釣魚島（尖閣諸島）は1つの変化であり、黃巖島もそうだ。ダライ集団の世界における活動(dòng)の余地も狹まりつつある。これからも様々な変化が生じることだろう。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/SN?編集/TF）