2013年9月25日、美しさでは退化したとされ、批判の嵐に遭っていたアップルが、ついに岸にたどり著き、ほっと一息ついている。北京晨報(bào)が伝えた。

米アップル社のiPhoneの新機(jī)種iPhone 5Sが今月20日発売されると、わずか數(shù)分で「土豪金」と呼ばれるゴールドタイプの販売情報(bào)が全國各地から風(fēng)に舞う雪のように飛び交った。武漢市では、販売開始から10分足らずで完売した。アモイでは、「土豪」と呼ばれ、価格が1萬元（約16萬円）以上に跳ね上がった。香港では、もともと入荷臺數(shù)が少なく、ダフ屋に一瞬で買い占められた。北京西単の大悅城の店舗前では、定価に1500元（約2萬4000円）上乗せし、予約して手に入れたゴールドタイプを売りさばく人の姿がみられた。

アップルは中國人のゴールド好きを過小評価していたといえる。ある海外メディアの報(bào)道によると、アップルはサプライヤーにゴールドタイプの生産臺數(shù)を3分の1増やすよう要請したという。

これまでの攜帯電話の人気機(jī)種を振り返ると、金色が人気が集めていたことがわかる。

早い時(shí)期から、ハイエンド機(jī)を手がけるセンスのある大手多國籍企業(yè)が中國市場で金色の攜帯電話を打ち出してきた。モトローラの折りたたみ式スマートフォンは、斜陽のモトローラをハイエンド市場で輝かせた。同端末はターゲットを「ビジネスエリート」に絞り込み、タッチペンもキラキラする金色だった。當(dāng)時(shí)は金色の端末とヘビ皮のカバーが最高の組み合わせとされ、デュアルケータイや「200萬畫素」といったキャッチフレーズが攜帯電話の新しい流れを示すものとされた。

次いで、國産端末メーカーのセンスある美しい金色の攜帯電話が大いに流行した。テレビで繰り返し流れた金立の「語音王」の広告を今でも覚えている人は多い?！弗欹佶毪撙い螭袱悚胜ⅳ猡韦工搐撙い螭馈?、「超ゴージャス」と銘打たれた同機(jī)は定価1299元（約2萬円）で、購入すると999元（約1萬6000円）の有名ブランドのデジタルビデオカメラがおまけとしてついていた。

金のもつ価値が、金色に豪華さや豊かさのシンボルという意義を與えている。優(yōu)れた工業(yè)デザインをみると、金色にはファッショナブルで高貴な印象がある。ただ気を付けないと、成金や田舎者（土豪）に見られかねない。とはいえ、豊かさであれ野暮ったさであれ、金色の輝きは持ち主に自信と満足を與えてくれる。これはほかの色には真似のできないことだ。

アップルはこれまでずっと消費(fèi)者の心理をうまくとらえた経営を行い、今回も賭けに勝った。ネットでは「ゴールドタイプを買わなければ、5なのか5Sなのかわかってもらえない」などといったジョークが流れている。忠誠心の高いアップルファンにとっては、従來機(jī)の5に間違われることが絶対にない5Sゴールドタイプを持つ以上に優(yōu)越感をくすぐられることはないといえる。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/武藤）