ほっこりした気分になれる動(dòng)物映畫「モフれる愛」が中國で大ヒット中

公開から8日で興行収入が4億7000萬元(1元は約15．6円)を超えた映畫「モフれる愛(原題：寵愛)」は、年越し映畫ランキングでトップに輝いただけでなく、その人気は2020年に入っても全く衰えることはなく、中國の「動(dòng)物」をテーマにした作品としては初めて大ヒットとなっている。北京晩報(bào)が報(bào)じた。

「動(dòng)物」をテーマにした映畫はこれまでにも人気を誇ってきた。例えば、日本映畫「ハチ公物語」が大ヒットしたことは言うまでもなく、2017年の米映畫「僕のワンダフル?ライフ」も中國で興行収入が6億元に達(dá)した。動(dòng)物をテーマにした映畫には、多くの人の心の琴線に觸れる獨(dú)特の魅力があるからだ。しかし、中國の映畫を見ると、これまでにも動(dòng)物をテーマにした作品はあったものの、大ヒット作品はなかった。「小狗■瓶(Find My Way Home、■は女へんに乃)」、「監(jiān)獄犬計(jì)劃(Hello My Dog )」などの興行収入は100萬元ほどにとどまり、「忠愛無言(Love Without Words)」は口コミは良かったものの、人気俳優(yōu)が出演していなかったこともあり興行収入は2500萬元にとどまった。また、昨年9月に公開された「小Q」は興行収入は1億元を超えたものの、公開した時(shí)期が悪く、國慶節(jié)(建國記念日、10月1日)に合わせて大作映畫が続々と公開されると、「腰折れ」してしまった。

「モフれる愛」はいろんな點(diǎn)でタイムリーな時(shí)期に公開されたと言える。例えば、ネコやイヌを飼うのがブームになっており、市場のニーズが目に見えて高まっている今、ペットを飼っている人々が動(dòng)物をテーマにした映畫の主なターゲットとなるのだ。また、「モフれる愛」のキャスティングも豪華な顔ぶれとなっている。エグゼクティブ?プロデューサーを務(wù)める徐▲（シュー?チェン、▲は山へんに爭）の呼びかけに応え、于和偉(ユー?ホーウェイ)や呉磊（ウー?レイ）、張子楓（チャン?ツィフォン）、鐘漢良（ウォレス?チョン）．、楊子◆(ヤン?ズーシャン、◆は女へんに冊)、陳偉霆（ウィリアム?チャン）、鐘礎(chǔ)曦（チョン?チューシー）、檀健次(タン?ジェンツー)、●清子(カン?チンズ、●は門がまえに敢)、郭麒麟（グォ?チーリン）、李藍(lán)迪(リー?ジエンディ)など、人気俳優(yōu)が11人出演している。動(dòng)物タレントも実力派揃いで、出演している動(dòng)物のほとんどはハリウッドの超人気動(dòng)物タレントばかり。ハリウッドのトレーナーも撮影に參加し、動(dòng)物たちのプロフェッショナルなパフォーマンスをサポートしている。

同作品は6人の登場人物と6匹の動(dòng)物が織りなす6つのストーリーから構(gòu)成されている?！笎邸工趣い餐à违譬`マの中で、父と娘、戀人同士、さらに獨(dú)身の男性と野良犬の間の愛が徐々に展開されていく。物語の流れ自體はありふれたパターンであるものの、見る人を幸せな気分にさせることをテーマにしたこの手の映畫としては非常に功を奏していると言える。前半部分では、陳偉霆と鐘礎(chǔ)曦のやり取りが笑いどころをたくさん提供してくれる。そして、ストーリーが進(jìn)むにつれて、鐘礎(chǔ)曦がイヌに「誰が僕のことを一番愛してくれているんだろう？」と何度も聞くシーンに、多くの観客が感動(dòng)し涙している。特に、イヌの「豪七」が瀕死の狀態(tài)になり、今にも息絶えそうな狀況で、最後の別れを告げるかのように、前足を陳偉霆に向かって伸ばすシーンは、この映畫における演技力のクライマックスと言えるだろう。陳偉霆も、「撮影前は、動(dòng)物との共演は難しいだろうと考えていたが、動(dòng)物たちのパフォーマンスは予想外にもプロフェッショナルだった?！汉榔摺护蟽Wよりも演技がうまかったと思う」と絶賛したのもうなずける。

かわいい動(dòng)物が登場し、笑いあり、涙あり、愛もありの「モフれる愛」は、ストーリーこそよくありがちなパターンで、バランスの悪い部分もいくつかあるものの、十分見る価値のある商業(yè)映畫に出來上がっている。公開時(shí)期をうまくチョイスしたからこそ、ペット映畫好きでない人にもその魅力を感じてもらうことができたに違いない。年越しの夜に「モフれる愛」を見て「癒される」という人は少なくない。奮闘した1年の最後の夜に、ハードで見ると疲れてしまうような映畫を見て新年を迎えようと思う人は誰もいないはずだ。リラックスした気分で心溫まる映畫を見て、「癒される」というのが、都市で頑張っている若者たちが最も必要としているものだからだ。（編集KN）