2020年10月28日、米華字メディア?多維新聞は、中國(guó)が世界の経済強(qiáng)國(guó)になるのに乗り越えるべき四つの難関があるとする北京大學(xué)國(guó)家発展研究院の姚洋（ヤオ?ヤン）教授の見方について報(bào)じた。

姚氏は、中華人民共和國(guó)の成立100周年となる2049年が、中國(guó)にとって重要な戦略的ポイントとなると紹介。中國(guó)共産黨は、2049年までに全面的な小康社會(huì)を?qū)g現(xiàn)し、社會(huì)主義現(xiàn)代化強(qiáng)國(guó)になるとしているが、この目標(biāo)を達(dá)成するにあたり四つの難関があると分析した。

その一つは「高齢化を支えられるか」。姚氏は、中國(guó)は2030年までに人口減少が始まる見込みだと指摘。1962年から1976年がベビーブームだったが、この時(shí)期の出生數(shù)は3億～4億人であるため、この世代の人が同時(shí)に高齢化することは、中國(guó)社會(huì)にとって大きな挑戦となるという。この挑戦とは、労働力の不足や消費(fèi)の減少ではなく、「社會(huì)保険が數(shù)億人を支えることができるか」という問題だと分析した。

二つ目の難関は「産業(yè)構(gòu)造の調(diào)整が二酸化炭素排出量実質(zhì)ゼロと持続的発展の目標(biāo)を維持できるかどうか」。先日、習(xí)近平（シー?ジンピン）國(guó)家主席が國(guó)連でのビデオ演説で、二酸化炭素排出量を?qū)g質(zhì)ゼロにすると明言したと姚氏は紹介。実現(xiàn)しなければ世界の信用を失ってしまうため必ず実現(xiàn)しなければならなくなったが、このために多くの産業(yè)が消失する可能性が高いという。また、産業(yè)構(gòu)造全體に大きな変化が生じるが、中國(guó)企業(yè)はこの変化に対応するための準(zhǔn)備が必要だと論じた。

三つ目は「國(guó)有企業(yè)と金融の改革の道のりが遠(yuǎn)いこと」。姚氏は、中國(guó)はこれまで40年にわたって改革を行ってきたが、いまだに安定した産業(yè)構(gòu)造を構(gòu)築できていないと指摘。新たに「國(guó)有企業(yè)改革3カ年行動(dòng)計(jì)畫」が出たものの、これによって安定した産業(yè)構(gòu)造が構(gòu)築できるかどうかは「大きな挑戦だ」としている。また、金融改革の分野は「最も改革が徹底していない」と分析。対外的にも対內(nèi)的にも自由化が進(jìn)んでいないと指摘した。

四つ目は「國(guó)際環(huán)境における役割の変化」。これまで中國(guó)は「才能を隠して人に知らせない」戦術(shù)だったが、今や「ゾウは木に隠れることができない」?fàn)顩rとなり、役割が変化したと姚氏は分析。これからの中國(guó)は、「國(guó)際社會(huì)においてルールに従う國(guó)からルールを制定する國(guó)」になり、これは「大きな挑戦で多くの方面での変化が関係している」が、姚氏によると「中國(guó)はまだ完全には準(zhǔn)備ができていない」という。そして、この先30年の最大の挑戦は「國(guó)際環(huán)境の不確実性」であり、中國(guó)がどのような姿勢(shì)で國(guó)際環(huán)境の再構(gòu)築に參與するのかが課題になるとしている。（翻訳?編集/山中）