2020年1月16日、環(huán)球時報は、米國を訪問した河野太郎防衛(wèi)相による中國を脅威とする発言について、中國の専門家による解説を紹介した。

記事は、河野防衛(wèi)相が14日に米戦略國際問題研究所（CSIS）にて英語で演説を行った際、中國の艦船が毎月平均3回尖閣諸島（中國名：釣魚島）付近海域に進(jìn)入しており、「中國が最終的に武力的に島の奪取を強(qiáng)行しようとするのは明らかだ」と語ったことを紹介。日本政府として、中國による一方的な尖閣諸島付近海域をはじめとする現(xiàn)狀変更の試みを看過できないとしたことを伝えた。

さらに、河野防衛(wèi)相が中國の南シナ海での軍事行動についても「既成事実化しようとしている」と述べ、國際社會に対して中國の制止を呼び掛けたと伝えている。

河野防衛(wèi)相の発言について、中國社會科學(xué)院日本研究所の盧昊（ルー?ハオ）副研究員は「日本の一部の人物が安全保障問題において中國に対して不信感を持ち、仮想敵との考えを抱いていることを浮き彫りにするもの」とコメント。さらに、同防衛(wèi)相が年初の所感でも中國と北朝鮮の「安全保障上の脅威」について大幅に時間を割いて言及したことを挙げ、「初めて中國を明確に北朝鮮の前に置き、現(xiàn)在の日本における安全保障政策の指向性を表した」との見方を示した。

そして、「日本は世界で中國脅威論を喧伝（けんでん）して中國を制圧しようとすると同時に、米國による戦略上の求めに積極的に応じることで米國からの戦略的サポートと保護(hù)を受けることを狙っている。これは日中関係のさらなる改善にとって明らかに無益であり、地域情勢の緊張を引き起こし続けるものだ。日本は中國同様、東アジア地域の平和安定に対し大きな責(zé)任を持っており、責(zé)任ある言論や姿勢を示すべきだ」と論じている。（翻訳?編集/川尻）