2020年1月23日、中國メディアの新浪財経は、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が拡大を続ける中、いまだに野生動物を販売している店があると伝えた。

記事が紹介したのは、広東省仏山市にある海寶灣水産市場。表面的には「水産市場」となっているが、少なくとも5軒の店で野生動物をひそかに販売しているという。開業(yè)して5年になるという店の店主は、普段は養(yǎng)殖のヘビなどを販売しているが、「食通から求められれば、野生動物の在庫はある」と語った。

この店主は、「ハクビシンがよく売れる。イノシシ、タケネズミ、キョンなども必要なら準(zhǔn)備できる」とも話した。ハクビシンは3．5～8キログラムほどのものがあり、現(xiàn)在の価格は1キロ350元（約5500円）で、食肉処理はサービスだという。肉質(zhì)が良いため食通に人気で、店主自身も食べているとのこと。しかし、當(dāng)局の検査があるため店先には置かず、裏でこっそり販売しているという。

これに対し、中國のネットユーザーから「これは悪どい。良心のかけらもない」「逮捕すべき」「地方の食品監(jiān)督局は早く介入すべきなのではないか」「早くこのような店を封鎖して多額の罰金を科してほしい」など、批判するコメントが多く寄せられた。

また、「ポイントは、一部の野生動物の味を好む人のせいで全國民が害を受けるということ」との指摘や、「命の方が大事なのか、口の方が大事なのか、金の方が大事なのか」「野生動物とは、大自然を保護(hù)するために人間に下した毒薬なのではないだろうか」というユーザーもいた。（翻訳?編集/山中）