2020年1月27日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、新型肺炎が発生した湖北省武漢市から春節(jié)前に500萬(wàn)人が市外へと脫出したことに関する社説を掲載した。

社説は、周先旺（ジョウ?シエンワン）武漢市長(zhǎng)が26日の記者會(huì)見(jiàn)で「春節(jié)や新型肺炎の影響により、現(xiàn)在までに500萬(wàn)人余りが武漢を離れた」と発表したことを紹介。この情報(bào)が大きな衝撃を與えたとした上で、「武漢市が必要な緊急措置を講じず、これほど多くの人を全國(guó)各地に拡散させたことは、非常に殘念な作業(yè)上の手抜かりであると指摘しなければならない」と批判した。

一方で「この500萬(wàn)人全員が感染から逃れるため故意に武漢を離れたわけではないと信じている。武漢は全國(guó)でも最も大學(xué)が集中した都市で、里帰りしたい學(xué)生がたくさんいたはずであり、武漢を離れた人すべてに怒りの矛先を向けることはできない」とし、現(xiàn)在の最重要課題はこの500萬(wàn)人による巨大なリスクを可能な限りコントロールすることだと論じた。

そして、世論に対して「武漢を離れた市民に対して、自ら進(jìn)んで現(xiàn)在の滯在地の関係機(jī)関に連絡(luò)し、自己隔離を積極的に行うよう宣伝を強(qiáng)化する必要がある」とした。また同時(shí)に「各地の社會(huì)は決して現(xiàn)地にいる武漢人を差別してはならない。一番避けなければいけないのは、感染地域からやってきた人たちが差別を恐れて情報(bào)を隠すことだ」と指摘している。

社説は最後に「2003年のSARS時(shí)の経験が、どんなに複雑でも社會(huì)全體を動(dòng)員すれば感染はコントロールできるということを教えてくれる」とし、「決して慌てたり恐れたりすることなく斷固とした態(tài)度で行動(dòng)し、社會(huì)一人一人の責(zé)任感を動(dòng)員すれば、新型肺炎の前に市民の意志による強(qiáng)固な砦ができ上がるのだ」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/川尻）