春節(jié)間近の中國で、企業(yè)の忘年會の様子を撮影した映像が物議を醸している。中國メディア?人民日報は「企業(yè)の忘年會はどうして照魔鏡（怪物の姿を暴く鏡）と化してしまったのだろう」と題した20日付の記事で、企業(yè)による従業(yè)員評価のあり方について論じた。

記事はまず、中國のネット上で最近話題になった2社の忘年會での事例を紹介。ある企業(yè)は、ノルマを達成できなかった男性販売員らに女性用のストッキングを履いて踴るよう命じた。拒否した男性に対しては、その日のうちに解雇を言い渡した。また、ある企業(yè)は業(yè)績が振るわなかった従業(yè)員らを地面に一列で這わせ、「約束します！非難を受け入れます！」などと叫ばせながらステージの周りを3周させた。

記事はこうした光景について、「當(dāng)事者でなくても窒息感を覚える。これは明らかに“侮辱大會”だ」と指摘。「企業(yè)が従業(yè)員らの成績に応じて賞與やペナルティーを與えるというのはよくあることだ。しかし、いわゆるペナルティーには限度がある。ボーナスを減らすといった方法なら理解できるが、女裝をさせたり、地面に這いつくばらせたりするのは人の尊厳をひどく傷つける行為だ」と批判した。

記事によると、中國には他にも従業(yè)員らに互いに平手打ちをさせたり、唐辛子を食べさせたりといったペナルティーを科す企業(yè)があり、そうしたやり方は一般的に“狼性管理”と呼ばれているという。

記事は“狼性管理”について、「社外に対してはオオカミの群れのように団結(jié)して挑み、社內(nèi)では家族のように獻身的に振る舞うという姿を目指していること」が名前の由來であると説明した上で、「“狼性管理”は実行する過程でしばしば過熱し、最終的には人格の侮辱につながってしまう。仮にこうしたやり方で上手く行ったとしても、それはある種の病的な成功と言えるだろう」と論じた。

記事はさらに、中國の労働契約法に基づき「従業(yè)員を侮辱?暴行したり、不當(dāng)に検査?拘束したりする行為には行政処分が下される」と説明?！袱铯欷铯欷悉工扦?1世紀(jì)の20年代に突入している。社會の各領(lǐng)域を動かしていくにあたって、法治こそが基盤となるべきだろう」「現(xiàn)代の企業(yè)では経営者は絶対的な特権など持たない。企業(yè)が従業(yè)員を雇っているとはいえ、経営者は彼らの権益を尊重しなければならない」などと指摘した。

そして最後に、「どのように従業(yè)員らの仕事に対するモチベーションを高めるかは、経営者にとって永遠(yuǎn)の課題だ」「ある研究によって、企業(yè)の成功や発展は、その企業(yè)がいかに従業(yè)員らの聲に耳を傾け、彼らに一定の自主権を與えているかといった要素と密接に結(jié)びついていることが分かった」などと言及?！感履辘蛴à毪水?dāng)たって、企業(yè)はどう従業(yè)員を虐げるかより、いかにして彼らの苦痛をなくすかに焦點を當(dāng)てるべきだろう。同時に、われわれは屈辱的な扱いを受けている従業(yè)員らが積極的に法に訴えるよう促していくべきで、そうすることが法治文化の気風(fēng)を強めていくことにつながっていくのだ」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/巖谷）