舊正月の大みそかに毎年放送される國営テレビの年越し番組で、アクションスターのジャッキー?チェン（成龍）が披露した歌の歌詞が、新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する武漢市の人々にとって、「ひどい風(fēng)刺だ」とネット上で多くの人に指摘されている。

【その他の寫真】

國営テレビ?中央電視臺（CCTV）の年越し番組「春節(jié)聯(lián)歓晩會」（春晩）では今年、感染が拡大する新型コロナウイルスによる肺炎と戦う醫(yī)療関係者へのエールを、急きょプログラムに盛り込んで放送。だが、ここでジャッキー?チェンが披露した愛國ソングの歌詞「問我國家哪像染病」（わが國のどこが病んでいるように見えるのか）が、感染拡大を阻止するため封鎖されている武漢市および周辺都市の人々にとって、「ひどい風(fēng)刺だ」「心境を思えばこちらも胸が痛む」とネットを中心に話題となっている。

ジャッキー?チェンが歌ったのは、愛國ヒーローとして數(shù)々の映畫やドラマで知られる実在した武術(shù)家?霍元甲（フォ?ユエンジ?。─蛎瑜い肯愀邾丧楗蓼沃黝}歌?；粼驻郡韦膝ⅴ廿髴闋幰越?、歐米列強(qiáng)に侵略された中國が「東亜病夫」（東アジアの病人）」と呼ばれた時(shí)代。このため、歌詞にも不屈の精神で立ち上がろうというエールが込められた內(nèi)容となっている。

この歌を選んだジャッキー?チェンに批判の聲も上がる中、ネット上では番組そのものにも批判の聲が大きい。「こんな時(shí)に華やかな番組を見る気になれず、罪悪感しかない」「この時(shí)間と制作費(fèi)を使って、最前線からの生中継や國民への注意喚起を行うべきだ」「武漢で恐怖と戦っている人の気持ちをもっと考えたほうがいい」といった聲が上がっている。（Mathilda）