Record China 2013年10月9日(水) 15時50分
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9日に配信された「日本僑報電子週刊」第1102號によると、日本僑報社は第16回「華人學術賞」の受賞作品を今月9日に発表し、首都大學東京人文社會系?何彬教授の博士論文「中國東南地域の民俗誌的研究―漢族の葬儀?死後祭祀と墓地」に決定した。
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2013年10月9日に配信された「日本僑報電子週刊」第1102號によると、日本僑報社は第16回「華人學術賞」の受賞作品を今月9日に発表し、首都大學東京人文社會系?何彬(ホー?ビン)教授の博士論文「中國東南地域の民俗誌的研究―漢族の葬儀?死後祭祀と墓地」に決定した。受賞論文は今年11月、日本僑報社より出版される。
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「中國東南地域の民俗誌的研究―漢族の葬儀?死後祭祀と墓地」は、経済発展のなかで激変する中國社會の「墓地」に著目した論文。中國東南部の地域社會を中心に、漢族の「葬儀」と「死後祭祀」を歴史?階層?観念から探り、墓をとりまく霊魂?他界?祖先観を解明する。葬儀のプロセスと葬法の歴史的変遷、死後祭祀から分かる多様な霊魂観、墓と墓地の形態(tài)から分かる漢族の他界観など、多様な方向からアプローチしている。1980年代後半から30年近くにわたる緻密なフィールドワークをもとに、寫真やスケッチも多用し、漢民族研究全體にも一石を投じるユニークな民俗誌となっている。
何彬教授は「中國の東南地域における漢族の研究に、新たな視點と展望を提示することに務めた。本論文の研究結果により、今後の漢文化を再認識する新たなきっかけになることを目指している」(序論)と記している。
何彬教授は北京市生まれ、北京師範大學大學院中國文學部博士課程修了、文學博士。東京大學東洋文化研究所外國人研究員、東京都立大學文學部副教授を経て、2007年首都大學東京人文社會系教授。2011年3月、二本目の博士論文となる本論文で日本の神奈川大學大學院より歴史民俗資料學博士學位取得。主な研究対象は日本と中國及び東アジア地域の地域文化、民俗及び華人?華僑研究。中國民俗學會常務理事、國際アジア比較民俗學會副會長、日中口述歴史文化研究會副會長、日中人文社會科學學會理事などを務め、研究成果の交流及び社會還元、異文化の相互理解に積極的に活躍している。
華人學術賞は、2002年の日中國交正常化30周年を記念し、日本僑報社が創(chuàng)設した。中國人博士の學術成果を日本社會に広く紹介することが目的とし、この11年間ですでに16人の中國人博士が受賞している。(編集/武藤)
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