武漢市中心醫(yī)院の醫(yī)師、李文亮（リー?ウェンリアン）氏が7日未明、新型コロナウイルスによる肺炎のため死去した。これを受け、中國メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)は同日、李醫(yī)師に敬意を表する社説を掲載した。

社説は、「これまでの新型コロナウイルスの死者の多くは中高年であったことからすると、まだ34歳だった李醫(yī)師は非常に若い犠牲者の一人だ。このことは特に殘念で悲しい」と述べた。

続いて、「李氏は昨年12月、最も早くこの危険な感染癥を警告した8人の醫(yī)師の中の1人であった。今になってわれわれは李氏の専門的な観察眼にとりわけ敬服しているが、當(dāng)時(shí)は重視されるどころか、訓(xùn)戒処分された。そのため、この件は社會(huì)に反省をもたらすための見本となった」とした。

その上で、「昨年12月、新型コロナウイルスによる肺炎に対する認(rèn)識(shí)はまだまだ限定的だった。李氏は（ウイルスの存在を確認(rèn)したとして）専門の職員の間で注意を呼び掛けた。これは彼の高度な専門性を示す一部分だ」とし、「人々が振り返ったところによると、李氏は普段の仕事でも、尊敬されるような醫(yī)師としてふさわしい道徳の持ち主であった」と伝えた。そして「醫(yī)師は伝染病が爆発的に広まれば戦士となり、病院は戦場となる。李氏は公務(wù)に殉じた。その死は勇敢でまじめで、特に胸が痛む」と述べた。

また、「李氏の同僚の多くも新型コロナウイルスに感染しており、彼がいた武漢市中心醫(yī)院は最も過酷な戦場の一つになっている。李氏の命が奪われてしまったことも、この戦いの困難さと複雑さを物語っている」とした。

社説は、「この重大な危機(jī)に対峙する上で、われわれはみな団結(jié)しなければならない。より多くの患者の命を救うために、より多くの人が李氏ら醫(yī)師たちが最も早く警告した（新型コロナウイルスという）病魔から逃れるために、全力を盡くさなければならない?，F(xiàn)在、中國全土が武漢市と湖北省をいっそう応援している。我々はこの戦爭に勝たなければならない」と論じた。（翻訳?編集/毛利）