2020年2月3日、中國メディアの環(huán)球網(wǎng)は、米CNNが2月1日に掲載した「中國人観光客激減により旅行業(yè)が打撃」という記事を引用して、新型コロナウィイルスによる旅行業(yè)への影響を報(bào)じた。

記事によると、中國は世界最大のアウトバウンド市場を有している。中國人の海外旅行者は2000年には450萬人であったが、18年は1億5000萬人に激増。人口に対するパスポート保有率もこの期間に10％から20％に増えた。

記事は、「今回、中國が団體旅行およびその予約を禁止したことによって、中國に著しく依存するアジア?太平洋地域の旅行業(yè)界に非常に大きなプレッシャーがかかり、ヨーロッパやアメリカ大陸でも影響が生じている」と説明した。

そして、「タイ、ベトナム、韓國、日本などの観光地は中國人観光客數(shù)や、中國人観光客による支出が比較的大きいため、被害は特に大きい」と指摘。世界旅行ツーリズム協(xié)議會(huì)（WTTC）によると、タイでは外國人観光客の総數(shù)のうち30％は中國人で、120～130萬人が今年2～3月のタイ旅行の予定をキャンセルしたという。

記事は、「まだ経済損失を算出するには時(shí)期尚早だが、全世界の旅行業(yè)界への影響がどれほどあるかは新型コロナウイルスをどれだけの時(shí)間でコントロールできるかによって決まる」と指摘。中國出境旅游研究所の専門家は「03年のSARS流行時(shí)は観光客は予定を遅らせただけで、流行終息後は再び観光客數(shù)が急増した。小さな企業(yè)にとっては耐え難い日々が続くかもしれないが、長い目で、世界規(guī)模で見れば、問題にはならない」と述べた。（翻訳?編集/毛利）