韓國で深刻化する大気汚染をめぐり、朝鮮日報は「政府は中國政府の機嫌をうかがっている」と報じた。韓國環(huán)境部が専門家を集めた會議の報道資料に「國內(nèi)の粒子狀物質(zhì)（PM2．5）の中國からの影響に対する國民の過剰認(rèn)識を改善し」との一節(jié)が含まれていたためで、「中國恐怖癥」と非難した。

韓國の大気汚染に及ぼす中國発のPM2．5の影響について、環(huán)境部所屬の國立環(huán)境科學(xué)院は昨年11月、北東アジアの越境大気汚染物質(zhì)に関する日本、中國、韓國3國の研究結(jié)果を土臺にまとめた報告書を発行。韓國のPM2．5の32％は中國からとされた。韓國?中國?日本の研究陣がそれぞれモデリングを行い、中國の影響力は35％、26．3％、34．6％と計算し、それを平均した數(shù)値だった。

朝鮮日報によると、1月14日に開かれた「2020年第1回韓中粒子狀物質(zhì)専門家會議」で、趙明來?環(huán)境部長官は「昨年11月、韓中日3か國の大気汚染物質(zhì)に関する相互の影響をまとめた報告書で、初めて中國発のPM2．5の割合に関する公式統(tǒng)計が発表された」と評価?！付嗌贇埬瞍扦悉ⅳ毪?、とにかく中國政府が公式に認(rèn)めた數(shù)値という點で大きな意味があった」と成果を明らかにした。

報告書について同紙は、「中國政府は、この內(nèi)容を公式に発表したことがない」と指摘?！钢袊伯b黨系の環(huán)球時報の英語版（グローバルタイムズ）は、この報告書の內(nèi)容を報じたものの、中國発が韓國のPM2．5の32％を占めるという內(nèi)容は削除し、韓國のスモッグは実際には『メイド?イン?コリア(Made in South Korea)』という事実が明らかになったと書いた。わが政府はこの問題については一度も言及しなかった」と続けた。

さらに、「環(huán)境部はこの日、大気?環(huán)境の専門家らを集め、PM2．5関連の韓中協(xié)力に関するこれまでの推進(jìn)経過を発表し、今後の政策に関する意見を聴取すると説明したが、専門家と話し合う事案の一つに中國発のPM 2．5に対してわが國民が抱いている『過剰認(rèn)識』の改善についても含めていたのだ」と指弾。「今後の中國との協(xié)力について模索する場で、わが國民の認(rèn)識を改めさせると言い出すとは、どれほど中國政府の機嫌をうかがっているのだろうか」と追及した。

そして、「わが國の政府が『中國のせいばかりにするのはやめよう』と叫ぶことが、両國の協(xié)力にとってどれほどの助けになるか疑わしい」と批判?！缸蚰辍㈨n國を訪れた中國の李干杰?生態(tài)環(huán)境部長は、発言時間のほとんどを自國のPM2．5削減の成果自慢に割いた。そのような態(tài)度を前に政府がたじろいでいるのなら、果たしてわれわれ國民の権利を保護(hù)することはできるのだろうか」などと訴えた。（編集/日向）