2020年2月5日、人民日報海外版は、新型コロナウイルスの感染拡大により中國國內(nèi)でマスクが不足していることを日本で知った中國人留學(xué)生が、日本國內(nèi)でマスクを買い集めて中國に送ったエピソードを紹介した。

記事によると、京都に留學(xué)する林伊●（リン?イーウエン、●は雨かんむりに文）さんは、1月20日ごろに中國でウイルス感染が拡大して以降、毎日のように何十人もの人がSNSを通じて「マスクを持ち帰ってくれないか、家族がマスクを必要としていて、同じマスクを繰り返し使ってさえいる」「中國ではマスクが不足していて、海外の代理購入も高額になっている。マスクを手に入れるのを手伝ってくれないか」といったメッセージを殘しているのに心を痛め、同24日から京都各地のドラッグストアに行きマスクを購入し、必要な人に寄付する活動を始めたという。

林さんは、「當初は大きなプレッシャーを覚え、毎日24時間休みなく物流業(yè)者と連絡(luò)を取っていた。日本から中國への物流が逼迫（ひっぱく）したこと、春節(jié)を迎えたことで、1人ではもう厳しいと思うことがあった」ものの、林さんの行動に呼応する中國人留學(xué)生が現(xiàn)れ、活動は大阪、滋賀、大分にまで広がった。さらにはフィリピン人留學(xué)生も輪に加わり、現(xiàn)地の在日中國人の手助けも得られ、悪天候の中や夜中までの作業(yè)を経て、多くのマスクを集めることに成功したという。

また、マスクがある程度集まると、今度は別の醫(yī)療物資の調(diào)達も始めたといい、林さんは「すべての物資が整ったら、まとめて中國に発送する。武漢についてはいろいろ語りたい思いがあるが、うまく言葉にできない。一番言いたいのは、現(xiàn)場で奮闘する醫(yī)療スタッフに対する最高のリスペクトと、自身の健康もしっかり保ってくださいということ」と語ったという。（翻訳?編集/川尻）