新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を防止するため、湖北省武漢市の北西に位置する孝感市は4日から「発熱を申し出ていない人を通報(bào)した最初の一人に賞金を與える」という措置を取っている。中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）で中國(guó)メディア?人民日?qǐng)?bào)のアカウントが伝えた。

同市の新型肺炎対策指揮部は3日、「すでに発熱しているにもかかわらず、まだ指定醫(yī)療機(jī)関を受診していない人は、6日までに自主的に電話で申し出ること。6日以降に発熱した人は、當(dāng)日中に電話で申し出ること」「身の回りに発熱しているのに申し出ない人や、受診を拒む人を見(jiàn)つけたら、積極的に通報(bào)すること。事実と認(rèn)められた場(chǎng)合、1000元（約1萬(wàn)5600円）が最初の通報(bào)者に賞金として支払われる」などと通達(dá)。この措置は4日午前8時(shí)から実行に移された。

中國(guó)のネット上では多くのユーザーから、「これは効果があると思う」「もっと早くからこうするべきだった」「通報(bào)された本人も救われるし、その周囲の人も安心できる。いいこと盡くしだ」「（新型肺炎に）感染している可能性が高いのに無(wú)自覚な人に対処するには、これくらいの措置が適切だ」といった肯定的な聲が上がった。

一方で、「賞金のために、発熱しても自分で申し出ずに家族や友人に通報(bào)させる人が現(xiàn)れるだけだろう」「そもそも誰(shuí)かが熱を出していても、その家族ぐらい親しい人じゃないと分からないでしょ」「これではわざと発熱しようとする人が出てもおかしくない」など、効果に対して懐疑的な意見(jiàn)も見(jiàn)られた。（翻訳?編集/巖谷）