中國(guó)メディア?環(huán)球時(shí)報(bào)は5日、日本の學(xué)校で新型肺炎をめぐる「いじめ」が発生したと伝え、中國(guó)の専門家の見(jiàn)解を紹介した。

朝日新聞によると、鴨川市教育委員會(huì)は4日、新型コロナウイルスによる肺炎に対応している病院の関係者の子どもがいじめの被害に遭っていると指摘を受け、市內(nèi)の全小中學(xué)校で実施したアンケート結(jié)果を発表した。回答した小中學(xué)生1863人のうち、5人が「コロナウイルスにかかっているとからかわれた」などと答えたという。各校はすでに指導(dǎo)を行い、発覚したいじめは解決したとしている。今回のアンケートでは、家族が醫(yī)療機(jī)関などの関係者であることを理由とするいじめは確認(rèn)されていないという。

いじめ以外では、「新型コロナウイルスに対応中の病院に勤める家族が心配」「感染したらすぐに死んでしまうのか」などの記載もあったという。

鴨川市教育委員會(huì)は「アンケートに先立って児童?生徒らに、必要以上に恐れない、風(fēng)評(píng)によるいじめを絶対にしない?させないよう伝えた」と説明し、「正しい知識(shí)の普及に努め、児童?生徒の様子を把握していじめや差別が起こらないようにする」とした。

東京新聞によると、新型コロナウイルスへの感染が確認(rèn)された患者2人が入院した鴨川市の亀田総合病院の夏目隆史顧問(wèn)は、職員から「子どもが學(xué)校で新型コロナウイルスに関連するいじめを受けた」とかなりの數(shù)の相談を受けたと明かした。

記事は、先日、日本の學(xué)校が保護(hù)者に配ったお知らせが中國(guó)のSNS上で話題になったことに言及。お知らせは「いわれなき差別発言が懸念されます」とし、「ご家庭におかれましては、お子さんとの語(yǔ)らいの中で、正しい人権意識(shí)が育つようご配慮願(yuàn)います」と呼び掛けるものだ。

中國(guó)教育科學(xué)研究院の教育発展?改革研究所の呉霓（ウー?ニー）所長(zhǎng)は、「日本の教育委員會(huì)と學(xué)校のやり方は中國(guó)にとって大いに參考になる。我々はまだ新型コロナウイルスによる肺炎の治療と予防に重點(diǎn)を置いている。學(xué)校が始まるまでには一定の時(shí)間があることもあり、まだ學(xué)校內(nèi)で何をするべきかまで考えられていない」と述べた。

その上で、「日本が直面している狀況は中國(guó)と異なる」と指摘。「日本の感染者は主に（國(guó)外から）新型コロナウイルスが持ち込まれたことにより感染した。中國(guó)の場(chǎng)合、國(guó)內(nèi)から発生し、爆発的に広まったため、子どもたちは一定の知識(shí)や理解、予防法を身につけた。しかも、中國(guó)には日本ほど根強(qiáng)いいじめ文化がないため、學(xué)校で『新型コロナウイルスいじめ』が発生する可能性は高くない」との見(jiàn)方を示した。

そして、「わが國(guó)の子どもたちに対して最も重要なのは配慮だ」とし、「特に、感染が確認(rèn)された地域の家庭や、感染者が出た家庭、家族が醫(yī)療現(xiàn)場(chǎng)で活動(dòng)している家庭など特殊な狀況の子どもについては、適時(shí)心理カウンセリングを行い、メンタルヘルスを保つことが最優(yōu)先だ」とした。

さらに、「學(xué)校は始業(yè)前に（配慮し合うよう）お知らせや案內(nèi)を出し、始業(yè)後は教師が子どもたちの様子によく注意する必要がある。新型コロナウイルスによる肺炎が流行している中、社會(huì)全體が子どもたちに特に配慮すべきだ」と訴えた。（翻訳?編集/毛利）