國民を野蠻人扱い?「ヤマメ祭り」めぐる韓國環(huán)境相の発言が物議

Record China    2020年2月12日(水) 22時20分

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10日、韓國?朝鮮日報によると、韓國環(huán)境部の趙明來長官が國民を「野蠻人扱い」したとして、物議を呼んでいる。寫真は江原道。

2020年2月10日、韓國?朝鮮日報によると、韓國環(huán)境部の趙明來(チョ?ミョンレ)長官が國民を「野蠻人扱い」したとして、物議を呼んでいる。

記事によると、趙長官は6日の記者懇談會で、江原(カンウォン)道?華川(ファチョン)で開催されている「ヤマメ祭り」について、「望ましいものではない」「生命を擔保にした人間中心の饗宴」だと批判した。

後にこの発言は「個人的な意見」だと釈明したが、江原道里統(tǒng)長連合會のキム?フンギ事務処長は「省庁のトップが公の席上で祭りを批判した。環(huán)境部全體の考えだとしか思えない」と反発。後日、市民団體が連合し大規(guī)模な抗議集會を開く予定だと明らかにしたという。地元住民らも「華川郡民を野蠻人だと思っているから、このような妄言をする」のだと訴え、謝罪を求めているという。

また、動物保護団體などが「祭りでヤマメを不必要に傷つけたり死を誘発したりすることは、動物保護法違反に該當している」と主張しているが、華川郡のチェ?ムンスン郡守は「法理検討の結果、動物保護法違反の根拠とはならないことを確認した」と話しているという。

著名な作家のイ?ウェス氏も、趙長官の発言を「無責任」だと批判し、「鶏、豚、牛などは自由な環(huán)境で幸せに飼育されているのか?」「保護団體と長官に、砂利を食べる方法でも教えてもらいたい」などと聲を上げているという。

ヤマメ祭りは政府の「グローバル育成祭り」にも指定されており、昨年は過去最多の184萬人が訪れ、1300億ウォン(約120億円)の経済効果をもたらした。今年は1月27日から2月16日までの開催となっているが、暖冬の影響で開幕が2回延期された上、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で観光客が急減している。こうした狀況での長官による祭り批判について、記事は「冷や水を浴びせた形」だと指摘している。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「環(huán)境部のトップが、大気汚染や新型肺炎の問題で中國に何も言えず、ろくな対策も出さないくせに、『魚の福祉』には興味があるのか。サンナクチ(タコの踴り食い)や刺身を食べたことはないのか?」「華川にとって、この祭りは経済や暮らしの大きな活力源だ。何も知らない人間がふざけたことを言わないで。長官は今後、魚を絶対に食べるなよ」など、趙長官を批判する聲が上がっている。

その一方で、「ヤマメが死ぬことより、死なせる方法については論爭がある。ヤマメを放流する前、5日間、飢えさせるらしい」「この祭りに行ったことがある。楽しいところもあったけど、『これは違うな』と思ったところが多かった。特に『つかみどり』。小さい子どもの見てる前で、踏みつけたり、引き裂いたり。釣りの方がましだと思う。魚や家畜は人間の食糧だが、數なくとも、子どもたちの前で殘酷な殺生はすべきでないと思う」「以前から快く思ってなかった。長官は正しいことを言っている。命をおもちゃにして金もうけするというのは、利己的で人間中心の思考だ」「生きるために命を奪うことと、殺生を楽しむことは、全く別だ」など、「長官の発言は正しい」とするコメントも多數寄せられている。(翻訳?編集/麻江)

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