2020年2月10日、韓國?世界日報は「カナダ在住の韓國人教授がウイルスを撲滅するマスクを開発した」と報じた。

記事によると、カナダ?アルバータ大學の化學材料工學科に所屬するチェ?ヒョジク教授が、塩の結(jié)晶でウイルスを攻撃するフィルターのついた「塩コーティングマスク」を開発した。

チェ教授の説明によると、マスクのフィルターには塩がコーティングされており、ウイルスを移動させる水滴（唾液、空気中に浮遊する煙や霧など）がここに接觸すると塩が溶け、水滴が蒸発する際に塩の結(jié)晶ができる。この結(jié)晶の鋭くとがった部分が、「ウイルスを刺して殺す」のだという。3種類のインフルエンザウイルスで実験した結(jié)果、いずれも5分で99％のウイルスが非活性化し、30分以內(nèi)に完全に破壊できたという。ウイルスが死滅するため、マスクの再利用も可能だという。

また、ウイルスの死滅原理が塩の結(jié)晶によるウイルスの物理的破壊であることから、チェ教授は「どんな種類の薄い保護膜のあるウイルスでも破壊は可能だ」とし、新型コロナウイルスへの効果にも期待を示したという。近くマスクの性能実験を行う予定で、商用化については「1年から1年半後には可能ではないか」と予想しているという。

チェ教授は2015年にこのマスクの研究に著手したが、17年に企業(yè)に共同研究を持ちかけたものの実現(xiàn)せず、韓國の有名企業(yè)からは「門前払いされた」と話している。カナダのCTVはこのマスクを「ゲームチェンジャー（狀況などを一気に変えるアイデア）」だと紹介しているという。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「再利用も可能なら、経済的だし環(huán)境にもいいね。早い商品化を待ってます」「ノーベル賞ものだ」「誇らしい韓國人」など稱賛する聲が殺到している。

その一方で、「國內(nèi)では門前払いされ、海外で花を咲かせるアイデアが実に多い」「なぜ韓國企業(yè)はこのアイテムを無視したのか。未來を見る目がなさ過ぎてイライラする」「こんな立派なアイデアなのに、他國の大學で開発し、韓國企業(yè)には門前払いされたなんて。殘念過ぎる。優(yōu)秀な人材は海外へ流出してしまうんだな」「なぜ海外なのか。反省しなければいけない」など、韓國內(nèi)で研究が進められなかったことを憂う聲も多數(shù)寄せられている。（翻訳?編集/麻江）