主要都市を中心に映畫館の閉鎖が続く中國では、映畫館が加盟する各地の業(yè)界団體が、テナント料の減免による“痛み分け”を求める動きも見せ始めている。

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湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中、中國では各地の映畫館が閉鎖狀態(tài)になっている。先月25日から1週間余りの春節(jié)（舊正月）期間は、中國映畫市場にとって年間最大の収益が見込めるが、今年はこの重要なシーズンを新型肺炎が直撃。話題作は軒並み上映延期となり、中國映畫「囧媽」や「肥龍過江」といった作品は、動畫サイトでの配信に切り替えて制作コスト回収に努める動きも見せている。

3月の新作映畫公開はほぼ絶望的、4月に入ってからやっと徐々に回復(fù)すると予想されている映畫市場だが、中國の女優(yōu)リウ?イーフェイ（劉亦菲）がヒロインを演じるディズニー実寫映畫「ムーラン」や、アカデミー賞で3部門受賞を制した「1917」といった話題作も現(xiàn)在のところ上映の見込みが立っていない。今年の第1四半期について、中國映畫市場の損失額は200億元（約3160億円）前後に上るともみられている。

現(xiàn)在の狀態(tài)が続けば、地方都市を中心に今年下半期、映畫館の閉館の波が起こると予想される中、業(yè)界団體も動きを見せている。映畫館が加盟する北京電影協(xié)會、貴州電影放映行業(yè)協(xié)會、福建省電影家協(xié)會などといった団體がこのほど、相次いで聲明を発表。不動産を管理する企業(yè)や個人に向けて、閉鎖期間を?qū)澫螭摔筏骏匹圣螗攘悉螠p免による“痛み分け”も求めている。（Mathilda）