今年に入り、アフリカ東部の國(guó)々でサバクトビバッタが過(guò)去最大級(jí)の規(guī)模で発生し、作物を食い荒らすことによる深刻な食糧不足が懸念されている。國(guó)連食糧農(nóng)業(yè)機(jī)関（FAO）が予測(cè)した今後の被害狀況を16日に中國(guó)メディア?界面新聞が伝えると、中國(guó)のネットユーザーからは中國(guó)への影響を危懼する聲が數(shù)多く上がった。

界面新聞は中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）上で、FAOの発表を基に「蝗害（こうがい、バッタ類(lèi)の大量発生による災(zāi)害）はアフリカ東部で拡大し続けている。バッタは紅海を超えてイランやパキスタン、インドといった南西アジアの國(guó)々にも移動(dòng)しているほか、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)においてケニア、エチオピア、ソマリアでは、総數(shù)が3600億匹に達(dá)している。このまま放置すれば、その數(shù)は6月までにさらに500倍になる可能性がある」と伝えた。

この報(bào)道を受け、中國(guó)のネットユーザーからは「最近起きた新型コロナウイルスの流行や豪州の火災(zāi)、バッタの大量発生について考えると、人類(lèi)に対する自然からの報(bào)復(fù)のように思える」といった感想のほか、「もしもバッタのような破壊力の強(qiáng)い昆蟲(chóng)が新疆ウイグル自治區(qū)や雲(yún)南省から中國(guó)に入ってくることがあれば、想像したくもないような結(jié)果になるだろう。中國(guó)はよく対策を打つか、もしくはパキスタンやインドを支援するなどして國(guó)外でバッタを駆除すべきだ」といった意見(jiàn)が寄せられた。

なお、今回の蝗害の中國(guó)への影響について、中國(guó)の昆蟲(chóng)學(xué)者の康楽（カン?ラー）氏は中國(guó)の科學(xué)雑誌で、「中國(guó)はサバクトビバッタの分布地域ではないため、中國(guó)に深刻な脅威をもたらすことはない」「（中國(guó)では海や河川、湖が蝗害の中心地となってきたが、）1950～60年代にかけて、共産黨と國(guó)の指導(dǎo)の下で黃河や準(zhǔn)河の整備が行われ、蝗害の起こりうる地域の面積は大幅に縮小された」などと説明している。

しかし、ネットユーザーからは、「専門(mén)家は中國(guó)には影響が及ばないと言っているけれど、それでもしっかり対策はしないと」「この事態(tài)はきちんと重視すべき。新型コロナウイルスの感染拡大當(dāng)初のようになってはいけないからね」「専門(mén)家はもう『安心してください』『被害は出ません』なんて軽率なことは言わないでくれ」といった慎重な意見(jiàn)が數(shù)相次いだ。これは、現(xiàn)在中國(guó)で爆発的に感染が拡大している新型コロナウイルスについて、初期段階では「ヒトからヒトへの感染を明確に示す証拠はない」といった事実と異なる見(jiàn)解が示されていたことを踏まえたものと見(jiàn)られる。

このほか、今回の蝗害について、一部から「バッタを食べて解決しよう」といった聲が上がっていることについても、「野生動(dòng)物の肉を食べた人が原因で新型コロナウイルスが発生したのに、この期に及んでまだバッタを食べようなどと言う人がいるなんて」「野生動(dòng)物の肉を食べた人たちに、バッタも食べて片付けてもらおう」などと新型コロナウイルスに関連した批判的な意見(jiàn)が寄せられた。（翻訳?編集/巖谷）