中國紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は17日、ARDドイツテレビの報(bào)道を引用し、新型コロナウイルスの衝撃により、「ドミノ倒し」のように世界経済が脅かされているとする記事を掲載した。

記事は、新型コロナウイルスによって「世界の工場(chǎng)」である中國が打撃を受け、その影響が各業(yè)界に広まっていると説明。「中國の一部の工場(chǎng)は10日から順次操業(yè)を再開しているが、新型コロナウイルス流行前の水準(zhǔn)とは程遠(yuǎn)い」とした。米アップル社のサプライヤーで、世界最大の電子機(jī)器受託メーカーであるフォックスコンは、従業(yè)員の10分の1しか仕事に復(fù)帰していないとのことだ。

そして、「いくつかの業(yè)界の中國への依存はさらに大きい」として、「中國の輸出シェアは紡績(jī)業(yè)界とアパレル業(yè)界では40％、家具業(yè)界では25％を占めている」、「鉱業(yè)では世界の原材料輸入のうち、20％が中國だ」、「世界の小売業(yè)も『メード?イン?チャイナ』が不足していることに焦りを感じている」と伝えた。

また、「米アマゾンは貨物輸送が滯っているため、倉庫の在庫だけに頼っている」とした。アマゾンに自社製品を出品している米MGAエンターテインメントCEO（最高経営責(zé)任者）のアイザック?ラリアン氏は「新型コロナウイルスの流行は『世界的な危機(jī)』であり、各企業(yè)のサプライチェーンを斷絶しうる」と述べたという。

続いて、「ドイツのコンサルティング會(huì)社Kloepfelが243人のドイツ企業(yè)の役員を?qū)澫螭苏{(diào)査したところ、ドイツのほぼ3分の1の會(huì)社が供給に問題を抱えていることが分かった。ベルリンのメルカトル中國研究所によると、中國のパートナー企業(yè)が早く生産を再開しなければ、一部の會(huì)社は一時(shí)的に歐州の工場(chǎng)の閉鎖を余儀なくされる可能性がある」と伝えた。

國際通貨基金（IMF）のゲオルギエバ専務(wù)理事は、「重癥急性呼吸器癥候群（SARS）が流行した2002年および03年とは、中國も世界も変わった」とし、「世界の名目國內(nèi)総生産（GDP）における中國のシェアは03年の4％から18％まで拡大している」と指摘。記事は、「『世界の工場(chǎng)』がなくては、世界経済がまひする」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/毛利）