2020年2月20日、新華社は、新型コロナウイルスの感染が拡大した中國に敢えて戻った日本人女性のエピソードを紹介する記事を掲載した。

記事によると、かつて吉林大學(xué)に留學(xué)して中國語を?qū)Wび、今は長春市で外國語スクールの副校長を務(wù)める山崎由美子さんは1月26日、新型コロナウイルスの感染が拡大するさなかに日本から長春に戻った。その際、現(xiàn)地のタクシー運(yùn)転手からは「そりゃあんた、『逆行』じゃないか」と驚かれたという。日本の大學(xué)に通う息子、そして中國にいる夫からは長春に戻ることを止められたが、學(xué)校や生徒たちを放っておくわけにはいかないと反対を押し切った。

長春市と友好都市関係にある宮城県仙臺市出身の山崎さんは、「東日本大震災(zāi)の時に、長春の人たちが『日本のみなさんがんばれ』という橫斷幕を出してくれ、大學(xué)生たちがボランティアで募金を集めてくれたことが忘れられない。第一線で患者を救う手伝いはできないが、中國に戻って教壇に立ち、生徒たちを安心させることはできる」と語ったという。

地域の行政やコミュニティーが「逆行」して中國に戻ってきた山崎さんを気遣った。また、山崎さんには教え子たちという強(qiáng)い味方がたくさんいるとのこと?！干狡橄壬?、一緒にいてくれてありがとう」「先生、安心して。私たちはいつでもあなたを支えるから」。そう語る生徒たちとともに、ウイルスと戦う中國や関係者にエールを送る活動を行い、地域のボランティア活動にも積極的に參加しているという。

18日には長春市で多くの企業(yè)が活動を再開し、コミュニティーも人の出入りが多くなったそうだ。そこで、山崎さんたちボランティアは朝から零下十?dāng)?shù)度の厳冬の中、建物の周囲を消毒する作業(yè)を行った。極寒の中での屋外消毒作業(yè)は非常につらかったというが、「それでも、外國人として中國の『戦疫』に參加していると思うと、がんばろうという気持ちになった」と山崎さんは話したという。（翻訳?編集/川尻）