習(xí)近平國家主席が提唱した「一帯一路」は経済の道、政治の道であると同時(shí)に文化の道、國際協(xié)力の道でもある。1986年キジル千仏洞を初參観し「人類共通の文化遺産」と直感。保存に10萬元寄付。その後も新疆を訪れると、外國人も重視するほどであればと、中國政府が2000萬元で本格的修復(fù)を行うことになったという。

筆者はそれなら10萬元では足りないから、日本で浄財(cái)を募り1億円寄付すると申し出た。當(dāng)時(shí)の物価などを考えると、現(xiàn)在の1億元（約16億円）にも匹敵する巨費(fèi)である。新疆文化庁の庁長はじめ皆が「エーッ！」と聲をあげ驚いた。日本の大谷探検隊(duì)や獨(dú)?露?仏?英などの探検隊(duì)による壁畫の持ち出し、現(xiàn)地人による金箔剝がし、異教徒による破壊、長年の自然崩壊が荒廃の主な原因である。

キジル千仏洞はシルクロードに咲いた仏教蕓術(shù)の名花であり、考古學(xué)?民族學(xué)?東西文化交流史?仏教學(xué)?言語學(xué)など本格的研究が待たれる貴重な文化遺産。中國だけでなく人類共通の文化遺産であり、次世代に引き渡す責(zé)任があると考え、寄付を申し出た。この時(shí)も承認(rèn)には時(shí)間を要した。1987年5月20日、新疆迎賓館での調(diào)印式には、王恩茂全國政治協(xié)商會(huì)議副主席（前新疆黨書記）も出席。王副主席は募金パンフレット用中國語文案を読み、遺産の前に「文化」の二文字を挿入。その実直な姿にうたれた。氏はその後も筆者の良き理解者として、支持いただいた。協(xié)議書は筆者と王成文新疆文化庁書記がサインした。

1987年11月、筆者は塩川正十郎文部大臣の示唆を受けつつ「日中友好キジル千仏洞修復(fù)保存協(xié)力會(huì)」（上村晃史上村工業(yè)社長）を設(shè)立し、事務(wù)局は筆者が社長を務(wù)めるツルカメコーポレーションに置いた。名譽(yù)顧問は元総務(wù)長官の中山太郎議員、副會(huì)長や顧問は水谷幸正佛教大學(xué)長?五百木茂三菱商事副社長?須賀武野村證券副社長?神田延祐三和銀行副頭取など宗教界?経済界?學(xué)界の著名人にお願(yuàn)いし、筆者が専務(wù)理事を擔(dān)當(dāng)した。

12月、「人類共通の文化遺産を後世へ」をスローガンとした募金パンフレットや宣伝ハガキ?テレカなどを作成し募金活動(dòng)を開始したが、敦煌莫高窟と違って殆どの方がキジル千仏洞をご存知ない。

當(dāng)時(shí)は青年社長で飲み歩いていたこともあり、「『ジキルとハイド』のジキルじゃないの？」とか、「聞いたこともない新疆ウイグル自治區(qū)の石窟保存募金なんて！」と言われるほど募金は難渋した。新聞?テレビなどに報(bào)道を要請(qǐng)。取引先にもご無理をお願(yuàn)いした。役員?社員諸氏と共に募金に奔走した。

〈編集後記〉新型肺炎は「一帯一路」の要衝である新疆でも発癥、マスク寄贈(zèng)に著手するも苦戦中と前回ご紹介。東京と杭州の親友中國人の奮闘で、河南省で醫(yī)療用1萬枚を購入でき、2月20日工場から発送完了。新疆政府外事弁公室へ連絡(luò)完了。

山川異域 風(fēng)月同天 中國?日本をはじめ世界での新型肺炎が早期収束することを願(yuàn)っています。困難な狀況の中、中國政府が次々と実行する対策により、新型肺炎に必ず打ち勝つでしょう。17年前にサーズを打倒したように。新型肺炎はサーズより強(qiáng)力、しかし、中國は17年前より圧倒的に強(qiáng)力。

■筆者プロフィール：小島康譽(yù)

浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機(jī)構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種國際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。
ブログ「國獻(xiàn)男子ほんわか日記」
＜新疆は良いところ＞小島康譽(yù) 挨拶―＜新疆是個(gè)好地方＞
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