2013年10月27日、『日中領(lǐng)土問題の起源―公文書が語(yǔ)る不都合な真実』の中國(guó)語(yǔ)版が、社會(huì)科學(xué)文獻(xiàn)出版社から出版された。村田忠禧橫浜國(guó)立大學(xué)名譽(yù)教授による同書では、図や文字資料によって尖閣諸島（釣魚島）が歴史的に中國(guó)に屬し、日本政府が中國(guó)から奪ったものであるという主張が展開されている。以下は中國(guó)新聞網(wǎng)の報(bào)道の內(nèi)容。

【その他の寫真】

同書は今年6月に日本で出版された後、大きな反響を呼んだ。村田忠禧氏は長(zhǎng)らく釣魚島問題に攜わっており、2003年には「歴史的事実として、日本が尖閣諸島と稱する島は本來中國(guó)に屬すものであり、琉球に屬すものではない。日本は1895年にこれらの地域を占有し、日清戦爭(zhēng)の勝利に際して火事場(chǎng)泥棒的に盜みとったものであり、堂々と領(lǐng)有したものではない」とする報(bào)告をしている。

同書は史料を詳細(xì)に検討、分析し、日本政府の「尖閣諸島は日本の固有の領(lǐng)土である」との立場(chǎng)を否定、外務(wù)省の公開文書やアジアの歴史資料センターで公開されている外務(wù)省、內(nèi)務(wù)省、防衛(wèi)省などの公文書調(diào)査によって、釣魚島が日本の領(lǐng)土であるとするには根拠が欠けていることを暴いたものだ。

特に強(qiáng)調(diào)しなければならないのは、著者が各時(shí)代の地図や地理的な角度から釣魚島が琉球には屬していなかった理由を説明している點(diǎn)だ。1933年、日本が編纂した『國(guó)際法先例彙輯』中の機(jī)密文書が事実を曲げていること、日本が釣魚島を盜みとった具體的な過程が重點(diǎn)的に紹介されている。

村田教授は、本書によって中日両國(guó)民が釣魚島問題の歴史と真相を理解することを望むとしている。また、冷靜な態(tài)度で、理性を重んじ、客観的事実を堅(jiān)持する精神によって釣魚島問題ないし他の國(guó)際関係問題を見つめる必要があると訴えている。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院近代史研究所の歩平（ブー?ピン）所長(zhǎng)は、同書の出版は學(xué)者からの冷靜な聲を伝えている、中日関係には政治や國(guó)民感情といった無數(shù)の要素が存在するが、われわれは科學(xué)的な方法でそれを見つめ、學(xué)術(shù)的史実を尊重した上で両國(guó)の歴史が殘した問題に対処しなければならない、と述べた。（翻訳?編集/岡本悠馬）