2020年3月13日、韓國?世界日報は「新型コロナウイルス感染癥が拡散する中、韓國政府の失言が相次ぎ、醫(yī)療界が激怒している」と伝えた。

記事によると、保健福祉部の樸凌厚（パク?ヌンフ）長官は12日、國會保健福祉委員會の全體會議で「醫(yī)療現場の保護裝備が不足している」との指摘を受けたのに対し、「醫(yī)療界には優(yōu)先的にマスクを供給しており不足してはいない」「マスクを多く確保しておきたいという気持ちから、不足していると感じるのだろう」と発言した。これに醫(yī)療界が猛反発しているという。

これを受け大韓病院醫(yī)師協(xié)議會は13日、「樸長官の失言は日ごろの醫(yī)療界に対する敵対心がそのまま表出されたものだ」と強く批判する聲明書を出した?！笭顩rをきちんと把握していたら、裝備の備蓄がなければ感染者の治療や検體採取もできないという現狀を正しく理解しているはず」「樸長官の度重なる失言は、現場の醫(yī)療スタッフにざんきの念と絶望感を抱かせた」「マスクを多く確保しておきたいという発言に、全ての醫(yī)療陣が憤怒している」などと指摘。そのほか、大韓開業(yè)醫(yī)協(xié)議會、全國醫(yī)師総連合なども樸長官の失言に反発する聲明を出しており、辭任を求める聲も上がっているという。

現場の醫(yī)師らも「現狀を全く分かっていない失言だ」と聲を上げている。一部の病院では手術用のマスクを使用していたり、患者に分けるマスクがないためマスク持參の患者でなければ病院に入らせないようにしていたりする狀況だという。

マスク供給をめぐっても、政府と醫(yī)療界は衝突している。大韓醫(yī)師協(xié)會が運営する醫(yī)療用品通販サイトでは、3日に入荷したマスクの販売が全面的に中斷された。同サイトは「マスク製造業(yè)者に割り當てられた公的販売マスク（國が販売するマスク）物量を調達庁に回すという政策」に従い、マスクの入荷が取り消しになったと公表している。醫(yī)師協(xié)會は「醫(yī)療スタッフがウイルスにさらされていては、病院を訪れる免疫力の落ちた患者を保護することはできない」「第一線で死闘を繰り広げている醫(yī)療スタッフに、有償でさえマスクをまともに供給できない現実に、政府には防疫に対する基本概念があるのか疑念を抱く」と批判していたという。

このほか1月には、韓國與黨「共に民主黨」の洪翼杓（ホン?イクピョ）首席報道官が、中國人の入國禁止を提案した大韓醫(yī)師協(xié)會に向け「政治的判斷をしている」と批判したことが物議を呼んだという。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「文在寅（ムン?ジェイン）政権の発言を聞いていると、本當にこの國の政府だろうかと疑う。自分たちは一つも悪くない、全ては國民のせいだと言わんばかりだ」「よくこんな人が保健福祉部のトップをやってるな」「機上の行政にもほどがある」「今こんな狀況でもどうにかなっているのは、醫(yī)療スタッフと救急隊員の犠牲のおかげじゃないか。ひどすぎる」など、政府批判のコメントが殺到している。（翻訳?編集/麻江）