2013年11月1日、チベット民話を題材にした絵本「犬になった王子」（巖波書店）が11月15日に出版される。「犬になった王子」は宮崎駿監(jiān)督が出版した「シュナの旅」の基となった民話であり、「シュナの旅」は後の映畫「ゲド戦記」の原案となっている。

【その他の寫真】

▽「犬になった王子」の作畫を擔(dān)當(dāng)した、日本畫家?後藤仁さんのコメント

この絵本の「再話（文）」は、日本における中國(guó)文學(xué)?民話研究の第一人者の君島久子先生（國(guó)立民族學(xué)博物館名譽(yù)教授）による、壯大な冒険物語です?，F(xiàn)在、日中関係はあまりうまくいっていませんが、こんな時(shí)代だからこそ、お互いの文化を知り、理解する事が大切だと思います。この絵本を通して、日中の文化交流の一助になるのなら光栄です。「絵」は、私が日本畫を用いて、時(shí)間と労力をかけ、心をこめて丹念に描き上げています。色の美しさ、線のしなやかさを見て下さい。今までの日本の絵本界になかった、蕓術(shù)性の高い絵本を目指しました。

後藤さんは、春に出版した絵本「ながいかみのむすめチャンファメイ」（福音館書店）を、東北の學(xué)校?図書館、中國(guó)関係機(jī)関等に、合計(jì)700冊(cè)以上寄贈(zèng)している。絵本を通して子供達(dá)に、勇気、元?dú)荬驅(qū)盲堡郡い日Zる。

「犬になった王子」は、チベットの民話で、穀物のない國(guó)の勇敢で心の優(yōu)しい王子が、娘の愛によって救われ、苦難の旅を乗り越え麥の種を手に入れるまでを描く、壯大な冒険物語。

■後藤仁

1968年兵庫県生まれ。15歳の時(shí)、大阪市立工蕓高校美術(shù)科で日本畫を始める。東京藝術(shù)大學(xué)日本畫専攻卒業(yè)、後藤純男に師事。在學(xué)中より約12年間、舊巖崎邸、孫文記念館（移情閣）等の金唐革紙（手製高級(jí)壁紙）の全復(fù)元を行う。卒業(yè)以降は日本畫家として活動(dòng)し、中國(guó)をはじめ世界各地に取材した「アジアの美人畫」をテーマとする作品を描き、國(guó)內(nèi)外で展覧會(huì)を開催する。近年は絵本原畫制作に力を入れる。2013年、絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』（福音館書店）、『犬になった王子（チベットの民話）』（巖波書店）出版。NHK日曜美術(shù)館の取材協(xié)力他、テレビ?新聞等への出演?掲載も多い。

後藤さんの「絵本出版?日本畫畫業(yè)30年記念 絵本原畫展」が銀座教文館ナルニア國(guó)で2014年1月29日から3月2日まで開催予定。2月2日にはギャラリートーク?サイン會(huì)?朗読會(huì)が行われる。また、丸善丸の內(nèi)本店で2014年3月12日から18日まで開催予定。15日、16日にはサイン會(huì)が行われる。