26日にアメリカ下院軍事委員會(huì)で、米海軍長(zhǎng)官が、ロシアの長(zhǎng)距離極超音速兵器は、非常に大きな困難であり、アメリカ軍を絶望的な境遇にしていると発言したという。中國(guó)共産黨系列メディアである環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版、2020年2月29日付）が伝えている。

トーマス?モドリー米海軍長(zhǎng)官は言った?！脯F(xiàn)在、アメリカは大きな困難に直面しています。敵はちょうど長(zhǎng)距離極超音速兵器の研究製造をしているところです。これはアメリカを絶望的な立場(chǎng)におとしいれる可能性があり、我々には取り組まなければならないことが益々多くなっています。アメリカは、この問(wèn)題に対応するための各種の能力を進(jìn)展させなければなりません。だから、我々は通常兵器型即時(shí)攻撃能力のコンセプトのもとで、兵器を研究開(kāi)発しているところです」「海軍は空軍と協(xié)力して取り組んでおり、何を調(diào)達(dá)するかを考えているところですが、內(nèi)容を公開(kāi)することはできません」

ここ數(shù)カ月の間、極超音速兵器の開(kāi)発で、アメリカはロシアと中國(guó)に遅れをとっていると、アメリカ國(guó)防総省関係者が何度も認(rèn)めている。2019年12月17日には、アメリカ合衆(zhòng)國(guó)國(guó)防長(zhǎng)官マーク?エスパーが、極超音速兵器の分野では、アメリカは遅れており、ロシアや中國(guó)を追いかける立場(chǎng)であると指摘した。 1月14日の記者會(huì)見(jiàn)では、アメリカ國(guó)防次官エレン?ロード（取得?維持擔(dān)當(dāng)）は、アメリカは極超音速兵器と、無(wú)人機(jī)の攻撃から防御する裝備の研究開(kāi)発に力を入れるつもりだ、と発言した。

英字軍事メディア?ブレイキングディフェンス（2020年1月31日付け）は、1月31日にモドリー米海軍長(zhǎng)官が全海軍に送付した覚え書(shū)きで、極超音速滑空體技術(shù)について、海軍が今後に実験をおこなうスケジュールの概要を説明している。

「かつて核兵器が戦場(chǎng)の本質(zhì)を変えてしまったように、極超音速技術(shù)の活用の可能性は戦場(chǎng)を変えてしまっている」と、モドレー長(zhǎng)官は書(shū)いた?！袱坤?、極超音速兵器について今日私達(dá)が命じるのは、全力をもってあらゆることを前進(jìn)させなければならない、ということである」

また、同覚え書(shū)きでは、モドリー長(zhǎng)官は、現(xiàn)狀の極超音速兵器開(kāi)発分野について、1957年の『スプートニック?モーメント』であると表現(xiàn)した。

『スプートニック?モーメント』とは、バラク?オバマ前大統(tǒng)領(lǐng)や、アメリカ政府関係者らが使った言葉だ。アメリカ合衆(zhòng)國(guó)が、特に他の國(guó)の軍事や技術(shù)面で遅れをとり、迅速に追いつく必要があるときに使われる。

元々の『スプートニック?モーメント』は、世界初の人工衛(wèi)星であるスプートニク1號(hào)をソビエト連邦が1957年10月4日に打ち上げた後におきた。たった重量80kg程度の小さな人工衛(wèi)星の打ち上げは、その後に続くアメリカとソ連の熾烈な宇宙開(kāi)発競(jìng)爭(zhēng)を引き起こした。

■筆者プロフィール：洲良はるき

大阪在住のアマチュア軍事研究家。翻訳家やライターとして活動(dòng)する一方で、ブログやツイッターで英語(yǔ)?中國(guó)語(yǔ)の軍事関係の報(bào)道や論文?レポートなどの紹介と解説をしている。月刊『軍事研究』に最新型ステルス爆撃機(jī)「B-21レイダー」の記事を投稿。これまで主に取り扱ってきたのは最新軍用航空機(jī)関連。

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