2020年3月9日、環(huán)球時報は、新型コロナウイルスの感染が拡大するイランで、中國に感謝をする聲が出ているとする記事を掲載した。

記事は、イランでは今月21日に新年を迎えるが、現(xiàn)在、新型ウイルスの感染がなおも拡大している狀況だと紹介。中國での感染が急増し始めたころから、イランのネット上では「中國人はコウモリを食べるからだ」という情報が流れ、イラン國內(nèi)でも感染者が出ると中國人や現(xiàn)地の中國レストランを「名指し攻撃」するようになったと伝えた。

その一方で、「一部の人が拡散している事実無根な話に恥ずかしさを覚える。1人のイラン人として謝罪する」「中國を攻撃する輩に構(gòu)ってはいけない。彼らの病気は新型ウイルスよりも恐ろしい」など、中國人をかばう言論も見られたとしている。

また、中國の醫(yī)療専門家チームがイランに赴くこと、中國の防疫マニュアルのペルシャ語版ができること、中國から大量の支援が屆くことなど、中國の官民から援助の手が差し伸べられていることについて、イランのSNSでは「中國人がわれわれのことをこんなに好きだとは知らなかった」「素養(yǎng)の高い中國のみなさん、ありがとう」「一緒に頑張ろう」といったメッセージが大量に書き込まれていると紹介した。

記事は、「現(xiàn)在イランでは一部観光地で現(xiàn)地住民が外部からの立ち入りを禁止したり、ネット上で新年休暇中、飲食店などは休むようにとの呼び掛けが行われている一方で、多くのイラン人が生活のために自宅での隔離をしないでいる」と伝えている。（翻訳?編集/川尻）