2020年3月29日、中國日報は、世界保健機関（WHO）の英國人専門家が新型コロナウイルスの感染抑止のために講じた湖北省武漢市の封鎖措置を稱賛したと報じた。

記事によると、29日に行われた中國の団體主催によるシンポジウムで、WHOの疾病コントロール技術(shù)顧問を務めるジミー?ウィットワース氏が「歐米諸國は中國の都市封鎖措置を參考にせず、ウイルス感染が経済に與える影響を主に考慮してきたが、中國政府のやり方は明らかに経済よりも市民の健康を優(yōu)先的に考慮したものだった」と評価した。

また、ロンドン大學衛(wèi)生熱帯醫(yī)學大學院のハイジ?ラーソン教授は「中國には重癥急性呼吸器癥候群（SARS）のつらい経験があったからこそ、迅速に対応措置を取ることができ、ウイルス感染の影響を最低限にとどめることができた」との見解を示した。

中國日報は、両氏が実際にコメントしている様子の動畫を中國版ツイッター?微博（ウェイボー）に掲載している。

この件について、中國のネットユーザーは「2人の専門家とも客観的な見方をしている。國は2月の経済成長を捨ててウイルス対策を講じたし、確かにSARSの経験があったからできた」「というよりも、わが國には誰かさんが言うところの自由、民主、人権がないからだ」「これが、われわれの社會主義制度なのだ」「人がちゃんと生きられてこその経済だよ」「米國はどうしてH1N1ウイルスの流行から教訓をくみ取らなかったのか」といったコメントを殘した。

また、「政府が人民のことを優(yōu)先的に考えただけではない。人民も政府のことを信用している。これこそ集団主義が持つチームワークの強さだ」などとするユーザーも見られた。（翻訳?編集/川尻）