新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、今年は企業(yè)が春節(jié)（舊正月、今年は1月25日）連休明けの仕事再開を遅らせ、大學(xué)も授業(yè)再開を遅らせている。春の就職シーズンが感染に重なり、新卒生の就職活動(dòng)に支障は出ていないだろうか。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

■「非接觸型就職活動(dòng)」が主流に

春節(jié)が終わり、大學(xué)院や公務(wù)員の試験に落ちた人、その前の秋の就職シーズンでうまくいかなかった人、內(nèi)定はもらったが満足できない人、留學(xué)から帰ってきたばかりの人はみな、春の就職シーズンの就活に勵(lì)むことになる。

面接を受けるため、パジャマを著たままスーツケースの中の化粧ポーチを開け、春節(jié)以來初めて化粧をしたという人がいる。面接の30分前になっても布団の中で攜帯電話をいじっているという人もいる。面接官と直接顔を合わせないのをいいことに、上半身はリクルートスーツで決めているが下半身はパジャマのズボンという人もいる。

このような現(xiàn)象が起きたのはなぜか。今年は例年と異なり、オンラインでの「非接觸型面接」が主流になり、企業(yè)が相次いでオンライン筆記試験やオンライン面接を?qū)g施したからだ。

たとえば、騰訊（テンセント）、阿里巴巴（アリババ）、網(wǎng)易、華為（ファーウェイ）、蘇寧、百度（バイドゥ）などの大手企業(yè)が春の採(cǎi)用活動(dòng)をオンラインに切り替えた。中國(guó)移動(dòng)や中國(guó)建設(shè)といった多くの中央企業(yè)（中央政府直屬の國(guó)有企業(yè)）も新卒生に向けてオンライン求人を行い、遠(yuǎn)隔でのオンライン面接に対応している。

21日に河南省人材交流センターが発信した?jī)?nèi)容によると、調(diào)査研究の対象となった雇用機(jī)関334カ所のうち、93．1％が「インターネットで春の採(cǎi)用活動(dòng)を展開する」と答え、48．9％が「求人広告、オンライン説明會(huì)、動(dòng)畫マッチング會(huì)などの方法で春の採(cǎi)用活動(dòng)を展開する」と答えた。

複數(shù)の就職支援プラットフォームがまとめた報(bào)告でも、企業(yè)のオンライン面接の採(cǎi)用率の高さがわかる。智聯(lián)招聘の調(diào)査研究報(bào)告書によると、「55％の企業(yè)がプラットフォームに動(dòng)畫面接サービスを提供してもらいたいと希望している」という。58同城の調(diào)査研究報(bào)告書も、「70％の企業(yè)の採(cǎi)用擔(dān)當(dāng)者が動(dòng)畫面接に積極的な態(tài)度を示している」と伝えた。

■複數(shù)の當(dāng)局が「クラウド就職活動(dòng)」の支援に乗り出す

2020年には、大學(xué)の新卒生の規(guī)模が874萬人に達(dá)し、過去最高を更新したのに加え、就職浪人の存在もあり、感染癥という突破的事態(tài)の影響により、新卒生の就職にかかる圧力が増大している。

2月初めに人的資源?社會(huì)保障部が通達(dá)した通知によると、各地域の事業(yè)機(jī)関に対して、公開での採(cǎi)用活動(dòng)を確実に必要とする場(chǎng)合に、電話、動(dòng)畫、インターネットなどの同じ場(chǎng)所にいて実際に接觸することのない方法をできる限り採(cǎi)用して、関連の作業(yè)を行う必要がある。オンライン求人サービスの取り組みを強(qiáng)化し、オンライン面接の推進(jìn)に力を入れ、求人をする企業(yè)と仕事を求める労働者との「ポイント?ツー?ポイント」の直接的マッチング率を高める必要がある。

28日には教育部が「24365常時(shí)対応オンラインキャンパスリクルート」サービスを打ち出し、1日24時(shí)間?1年365日休みなくサービスを提供し、顔を合わせなくても採(cǎi)用され雇用契約ができるようにした。同部はこのほどオンライン就職サービスを強(qiáng)化する措置を取り、各地の大學(xué)がオンライン面接やオンライン契約、オンラインでの就職に関する手続きを行えるよう推進(jìn)している。

北京市、湖南省、河北省なども相次いで通知を通達(dá)し、各大學(xué)にオンライン就職活動(dòng)を展開するよう要請(qǐng)した。

■「クラウド就職活動(dòng)は」は未來の発展方向か？

天坤國(guó)際持ち株集団股フン有限公司（フンはにんべんに分）の王雲(yún)雷（ワン?ユンレイ）會(huì)長(zhǎng)は、「実は、インターネットのデータを利用して履歴書の書類選考を行い、動(dòng)畫システムで遠(yuǎn)距離のオンライン面接を?qū)g施するという一連の採(cǎi)用プロセスは、すでにかなり成熟し整備されている」と指摘した。

たとえばネット企業(yè)の字節(jié)跳動(dòng)はこのほど、春の就職シーズンに大學(xué)生向けにフルタイムおよびインターンシップの6000あまりのポストを開放すると発表した。求職者はネットでの履歴書送付、ネット説明會(huì)、ネットでの筆記試験、オンライン入社などのプロセスをくぐり抜ければ、字節(jié)跳動(dòng)の社員になることができ、仕事に必要な用品は新社員の所在地に送られる。

王氏は、「感染癥が起きたかどうかに関わりなく、『クラウド就職活動(dòng)』は未來の人材採(cǎi)用モデルの発展方向の1つになるだろう。感染癥が発展プロセスを加速させており、これからはより多くのキャンパスリクルートやマッチング會(huì)がオフラインからオンラインへ移行するだろう」と予測(cè)した。

中國(guó)教育科學(xué)研究院の儲(chǔ)朝暉（チュウ?ジャオフイ）研究員は、「感染狀況の中で、『クラウド就職活動(dòng)』は相対的に便利なルートだと言える。しかし企業(yè)?機(jī)関ごとに人材に対する要求はさまざまで、一部の就職活動(dòng)ではやはりオフラインでの面接が必要になる。今はまだ『クラウド就職活動(dòng)』が未來の発展方向だと言うのは時(shí)期尚早だ」との見方を示した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）