中國(guó)紙の環(huán)球時(shí)報(bào)は11日、今年で9年目となる東日本大震災(zāi)について、被災(zāi)地の現(xiàn)狀を伝えた。

記事はまず、新型コロナウイルスの影響を受け、政府が感染拡大防止のために11日に予定されていた追悼式を中止したことに言及?！弗ぅ螗骏鹰濠`を受けた日本の人々は、『震災(zāi)から9年目』よりも、日常生活に影響のある新型コロナウイルスへの関心の方が高い」と伝えた。

復(fù)興庁の最新の統(tǒng)計(jì)によると、9年目に入った今でも、被災(zāi)地ではまだ約4萬(wàn)8000人が避難生活を続けている。記事は、「3年前に記者が福島県を訪(fǎng)れた時(shí)、多くの被災(zāi)者が厳しい仮設(shè)住宅での暮らしを送っていた」と説明?，F(xiàn)在の狀況について、福島華僑華人総會(huì)の王伶（ワン?リィン）副會(huì)長(zhǎng)（兼事務(wù)局長(zhǎng)）の話(huà)として、「政府が提供した仮設(shè)住宅には使用年數(shù)の上限があり、多くはすでに撤去され、新しい住宅施設(shè)が建てられた。被災(zāi)者はその新しい住宅施設(shè)に入ることができる。また、賃貸を借りるか、家を買(mǎi)うこともでき、政府から部分的な資金援助を受けられる」と伝えた。

続いて、「震災(zāi)から1年後、仙臺(tái)市では亀裂の入った建物も多かったが、一時(shí)的な補(bǔ)修をして使い続けていた?，F(xiàn)在の仙臺(tái)市ではすでにそのような建物は見(jiàn)られなくなった。海沿いの防波堤も建設(shè)されている」と紹介。宮城華僑華人連合會(huì)の李研（リー?イエン）會(huì)長(zhǎng)は、「9年目に入り、ハード面の復(fù)舊は効果が出ているが、経済面の回復(fù)はまだ進(jìn)んでいない。地震と津波による工場(chǎng)の損壊、電力の供給不足、材料不足などのため、地域の産業(yè)チェーンが長(zhǎng)い間斷たれている。外部が放射性物質(zhì)の影響を心配していることも、東北3県（巖手、宮城、福島の3県）の製品の販売を滯らせ、窮地に陥れている。地元の人の収入がその影響を受け、消費(fèi)が減速するという悪循環(huán)が生まれている」と話(huà)したという。

李會(huì)長(zhǎng)によると、被災(zāi)地の経済復(fù)興の規(guī)模が及ばず、現(xiàn)在も依然として商店街やショッピングセンターなどの商業(yè)施設(shè)が不足している。また震災(zāi)後、被災(zāi)地の中國(guó)系の人は年々減っており、帰國(guó)して発展の道を探すか、東京や大阪などの大都市に出て仕事をしている。東北3県は深刻な労働力不足で、仕事を非常に見(jiàn)つけやすいにも関わらず、留まる人は少ないという。

福島県民の清野さんは、環(huán)球時(shí)報(bào)の取材に「9年目に入っても、震災(zāi)で家族や友人を失った人が影から抜け出すのは難しい。テレビではまだ『震災(zāi)から9年目』に関連した?jī)?nèi)容が放送されているが、一般の人たちの記憶は年々薄れている。生活は続けなければならないから」と話(huà)したという。（翻訳?編集/毛利）