2020年3月9日、北京晩報は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一部食料品などの物価が上昇する中、スーパーマーケットに「報復(fù)」をした男が逮捕されたと報じた。

記事によると、2月20日に山東省徳州市にあるスーパーマーケットを訪れた市民の女性が、入口に「店內(nèi)で新型コロナウイルスの感染例が確認(rèn)されたため、営業(yè)停止を命令する」との張り紙が掲示されているのを見た。女性が現(xiàn)地當(dāng)局に連絡(luò)して確認(rèn)したところ、張り紙の內(nèi)容は事実ではなく、店內(nèi)で感染者は確認(rèn)されていないことが分かったという。

現(xiàn)場に駆け付けた警察官が店內(nèi)の防犯カメラを確認(rèn)し、虛偽の紙を張ったとみられる人物を特定。乗っていた自動車からその居場所を探し出し、自宅にいた容疑者の男を逮捕した。

調(diào)べに対して容疑者は、スーパーの店頭に虛偽の張り紙をしたことを認(rèn)めるとともに「2日前にスーパーで野菜や生活用品を購入した際、値段が高くなっていると感じた。不満に思い、感染者が出たとの情報を流すことで報復(fù)してやろうと思った」と供述しているという。

容疑者は公共秩序を亂したとして、行政拘留10日間の処分を受けた。（翻訳?編集/川尻）