2021年11月11日、韓國?中央日報によると、韓國のある有名歌手に「救急車で講演會場まで移動した」との疑惑が浮上し、物議を醸している。

記事によると、疑惑が持ち上がっているのは、1980年代にデビューしたフォークグループのメンバー。先月30日、ソウル近郊の京畿道南楊州で開かれた野外コンサートに參加した際、會場まで民間救急車で移動した。當(dāng)時は週末だったため道路はかなり渋滯していたという。

同メンバーはこの日、知人の結(jié)婚式に出席し、その後「熱が出て、血圧が上がり具合が悪い」として救急車を呼んだ。當(dāng)初はソウル市內(nèi)の病院に向かっていたが、途中で急に行先を南楊州のコンサート會場に変更した。

これについて、同メンバーは「救急車に乗って病院に移動中、體調(diào)が良くなったので行き先をコンサート會場に変更した」と説明。マネジャーは「體調(diào)が回復(fù)したのに、道路のど真ん中で降りなければならないのか」と話したという。

なお同メンバーは救急車に乗った際、南楊州市と主催者に対し「健康上の理由で遅れる」「參加をキャンセルする」などの連絡(luò)はしていなかったという。

応急醫(yī)療法によると、民間救急車でも応急患者の移送目的以外の使用は禁止されている。違反した場合、1年以下の懲役また1000萬ウォン（約96萬4000円）以下の罰金刑に処すことができる。

これに韓國のネット上では「途中で回復(fù)したのなら降ろしてもらうのが普通じゃない？」「釈明に開いた口がふさがらない」と大ブーイングが起こっており、「厳罰が必要」「法に違反して國民に被害を與えた。歌手協(xié)會はそのメンバーの認(rèn)定を取り消して処罰すべき」という厳罰を求める聲も多い。

また「民間救急車のドライバーに聞いたけど、こんなふうに救急車を利用する人は多いらしい。本當(dāng)に急を要する人が乗っていたとしても、今後は救急車のために道を譲りたくない」「救急車のドライバーや救急隊は、基本的に患者の癥狀を把握できる能力がある。つまり、今回は分かってて黙認(rèn)?搬送したのだろう」などのコメントも寄せられている。（翻訳?編集/松村）