2020年3月16日、環(huán)球時報によると、香港英字紙サウスチャイナ?モーニング?ポストが「中國は重癥急性呼吸器癥候群（SARS）と新型コロナウイルスから何を?qū)Wんだか」とする記事を掲載した。

記事は、United Family Liangma Clinicの最高経営責(zé)任者であるRoberta Lipson氏が、「予防システムと公共衛(wèi)生の意識向上という面で、SARSは中國政府と民衆(zhòng)を目覚めさせるものとなった」と語ったと紹介。同氏は「中國の公立病院の大きな進(jìn)歩を促すものとなり、公共衛(wèi)生データの透明度が大幅に向上した。また、新型コロナウイルスの襲來に際し、政府は最初から突出した指導(dǎo)力を発揮した」とも述べたという。

その上で記事は、「新型コロナウイルスへの対応は、中國がSARSの経験から教訓(xùn)を得ていた典型的な例だ」と指摘?！府?dāng)初こそ否定したものの、その後、政府は迅速に隔離エリアを設(shè)置し、ウイルスの拡散防止のための措置を行った」とたたえた。そして、「費(fèi)用は考えずに保護(hù)施設(shè)を建設(shè)し、わずか10日で1000床ある病院を建設(shè)したことはよく知られている」とした。

また記事は、「中國の醫(yī)療分野における変化も大きかった」と紹介?！钢袊鲜澜缳Q(mào)易機(jī)関（WTO）に加入後、爆発的な経済成長を遂げ、稅収の増加で國庫が豊かになったが、SARS流行の2003年から18年までの間に中國公共部門の醫(yī)療保険支出は14倍近くになった」と指摘?！钢袊蠂窠员ｊ摛蛱峁─筏皮?、世界保健機(jī)関（WHO）と世界銀行が19年3月に共同で発表した報告書では、中國によるこの取り組みを稱賛している」と紹介した。

一方で、記事は中國の醫(yī)療システムは過度に大病院に患者が集中するという問題點(diǎn)もあると指摘。「患者はただの風(fēng)邪や胃痛、頭痛でも大病院へ行って専門の治療を受けたがる傾向にある。各病院の負(fù)擔(dān)率を見ると、8％の醫(yī)療システムが全國の半分以上の患者を負(fù)擔(dān)している」と説明した。

また、「中國は醫(yī)師が不足しており、1000人當(dāng)たりの醫(yī)師の數(shù)は1．8人だ。これは米國の2．4人や英國の2．8人、日本の2．4人、シンガポールの2．3人と比べても少ない」と指摘した。（翻訳?編集/山中）