新型コロナウイルスの影響でサプライチェーン（部品供給網(wǎng)）の中國(guó)離れが加速しそうな気配だ。中國(guó)での生産や物流が停滯し、日韓両國(guó)などの企業(yè)に混亂が広がっているためだ。これに対し、感染拡大を抑え込んだとする中國(guó)當(dāng)局は「優(yōu)位性を維持」とアピールしている。

財(cái)務(wù)省が18日に発表した2月の貿(mào)易統(tǒng)計(jì)速報(bào)（通関ベース）によると、中國(guó)からの輸入額は衣類や電子部品、攜帯電話機(jī)、パソコンなどを中心に47．1％減少し、6734億円にとどまった。中國(guó)からの輸入が1兆円を下回るのは2012年2月以來(lái)、8年ぶりだ。

これについて、ロイター通信は「中國(guó)と日本をつなぐサプライチェーンが大きく損なわれている姿が2月の貿(mào)易統(tǒng)計(jì)でも確認(rèn)された」と報(bào)道?！钢袊?guó)からの資材輸入が幅広い分野で激減。企業(yè)の間では供給網(wǎng)が回復(fù)しても事業(yè)立て直しに時(shí)間がかかるとの見(jiàn)方が目立つ。背景には、この先の需要回復(fù)がままならず、日本の輸出にも打撃が待ち構(gòu)えているとの懸念がある」と伝えた。

さらにロイター通信の企業(yè)調(diào)査でも、原材料?部品の調(diào)達(dá)に支障が出て調(diào)達(dá)品が不足した企業(yè)が全體のおよそ半數(shù)に上ることが明らかとなった。2月中はまだ在庫(kù)でしのぐことができている企業(yè)もあったようだが、「売り上げに影響が出始めるのはこれから」（卸売）との指摘もある。このため、4割の企業(yè)でサプライチェーンの見(jiàn)直しを検討中としており、「中國(guó)依存度を低下させたい」との認(rèn)識(shí)が広がっているという。

中國(guó)への依存度が日本に比べて高い韓國(guó)では影響がより顕著。中國(guó)製部品供給に支障が生じ、現(xiàn)代自動(dòng)車と起亜自動(dòng)車は2月中旬、國(guó)內(nèi)の工場(chǎng)7カ所の稼働を全面中斷した。電子裝置をつなぐワイヤリングハーネスという部品の供給が止まり、在庫(kù)が盡きたからだ。中國(guó)製部品一つのせいで自動(dòng)車産業(yè)全體がマヒするという未曽有の事態(tài)が起きたわけで、韓國(guó)各紙は「対中依存度を下げることは切迫した國(guó)家的課題」（朝鮮日?qǐng)?bào)）などと警鐘を鳴らした。

一方、中國(guó)國(guó)家発展改革委員會(huì)は17日のオンライン記者會(huì)見(jiàn)で「一部の企業(yè)は受注や受注の達(dá)成が難しい狀況になり、一部の注文が海外に移転するという問(wèn)題が確かに存在している」としながらも、「3月に入ると、企業(yè)の業(yè)務(wù)再開(kāi)率が上昇を続けるのに伴って、受注の達(dá)成狀況も好転を続けており、企業(yè)の信頼感が急速に回復(fù)している」と言及。「感染癥は中國(guó)の産業(yè)チェーン全體の優(yōu)位性を変えていない」と強(qiáng)気の構(gòu)えを見(jiàn)せている。（編集/日向）