人民網(wǎng)日本語版 2020年3月18日(水) 9時(shí)10分
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新型コロナウイルスによる肺炎が世界中に広がり、これまで「祭壇」に鎮(zhèn)座していた米アップル社も自分たちだけうまくやっていくことはできなくなった。寫真はニューヨークのアップルストア。
新型コロナウイルスによる肺炎が世界中に広がり、これまで「祭壇」に鎮(zhèn)座していた米アップル社も自分たちだけうまくやっていくことはできなくなった。ティム?クック最高経営責(zé)任者(CEO)がこのほど発表した公開書簡によると、中華圏を除いて、世界のアップル店舗を一時(shí)休業(yè)にするという。ECシステムが非常に発達(dá)した中國でも、店舗休業(yè)と感染癥の影響により、iPhone(アイフォーン)の売り上げは60%減と大幅に減少しており、中國以外の國ではさらに厳しい打撃に直面することが予想される。2020年はアップルにとって最も厳しい1年になるかもしれない。北京商報(bào)が伝えた。
■海外での売り上げが低迷
クック氏は公開書簡の中で、ウイルスが原因で、中華圏以外のアップル店舗を一時(shí)休業(yè)にし、休業(yè)措置は3月27日までとした。
クック氏は3月27日までとしたが、これ以前の中國での経験を踏まえると、世界の感染狀況が深刻なエリアの店舗が、2週間で再開されることはおそらくない。アップルは2月1日に中國公式サイトで公告を発表し、中國本土のアップルストア42店を2月9日24時(shí)まで一時(shí)休業(yè)にすると発表したが、北京市の5店が営業(yè)を再開したのは2月14日で営業(yè)時(shí)間も短かった。天津市の3店が再開したのはそれから1カ月も経った3月13日のことだ。
海外でのオフライン実店舗の休業(yè)が、アップルに與える損失は言うまでもない。クック氏はオンライン店舗は引き続き公式サイトで営業(yè)しているとするが、中國の非常に発達(dá)したECシステムに比べて、海外のECシステムは見劣りすると言わざるを得ない。
通信専門家の康●(カン?ジャオ、金へんにりっとう)氏は、「西側(cè)社會では実店舗で買い物する方が好きな人が多く、特に攜帯電話のような電子製品は、オフラインの売り上げの割合がより大きい。よって店舗休業(yè)によりアップルの3月と4月の売り上げは大幅に減少することになるだろう」との見方を示した。
■アップルの中國出荷量が6割減少
中國ではすべてのアップル店舗が再開したとはいえ、賑わいは以前と比べようもない。
北京市の朝陽大悅城の1階にあるアップル體験型店舗をのぞくと、普段に比べて、來店者の數(shù)は半分以上少なく、入り口にいるスタッフが來店者一人一人の體溫を測り、スタッフは全員マスク姿だった。
普段のこの店舗では、スタッフがそれぞれ來店者に製品の説明をしたり、アフターサービスを提供したりしているが、この日は半分ほどが手持ちぶさたにしていた。話を聞いてみると、「來店者のほとんどがアフターサービスを受けるために來た人で、普段は人でいっぱいの販売カウンターはガラガラだ」という。
幸い、海外での緩慢な物流ペースに比べ、中國のECシステムは物流やモバイル決済も含め、世界に高く評価されている??凳悉稀ⅰ钢袊扦?、アップルはオンライン売上高の割合がかなり高く、オフライン店舗は數(shù)が多いが、中國の消費(fèi)者の多くはオンラインでアップルのスマートフォンを買っている。これは主に価格が異なるためだ。アップルスマホの販売業(yè)者が提示する価格は直営店舗の価格よりも安いことが多く、さらにECプラットフォームではさまざまな購入補(bǔ)助金がプラスされる」と説明した。
しかしそれでも、中國情報(bào)通信研究院が発表したデータをみると、2月の中國國內(nèi)の攜帯電話市場の総出荷量は638萬4千臺だった。そのうちiPhoneは49萬臺で、前年同期比60%減少した。
■今までで一番寒い冬に
20年はアップルも含む多くの攜帯メーカーにとって、1つの試練だ。天風(fēng)國際証券のアナリストの郭明▼(グオ?ミンジー、金へんに其)氏がまとめた報(bào)告書によると、「感染癥により、2月と3月はiPhoneの出荷量に非常に大きな影響が出た」という??凳悉稀ⅰ父腥緺顩rが好転しても、今年のアップルの中國での販売量は前年より減少することは間違いなく、減少幅は10-15%に達(dá)する可能性がある。これからの數(shù)カ月で回復(fù)するのは不可能だ」と率直に述べた。
販売量の減少だけでなく、アップルの予定していた新製品の発表にも影響が出ている。店舗を休業(yè)にしただけでなく、アップルは新製品を発表する開発者向けイベント「WWDC2020」をオンライン開催にすると発表し、同イベント初のオンライン開催となった。
別の情報(bào)によると、新製品販売の準(zhǔn)備が完了せず、新型肺炎への懸念が拡大を続ける中、アップルは3月に予定されていた春の新製品発表會を延期した。今回の目玉になるはずだった「iPhoneSE2」は中國の組立工場で最終的なテスト生産に入り、富士康と和碩聯(lián)合科技の工場での検証テストも終えている。
しかしSE2は5Gネットワークに対応していない。産業(yè)ウォッチャーの洪仕斌(ホン?シービン)氏は、「アップルが3月末にこの新機(jī)種を発売しても、中國のメーカーとの競爭で上に立つことはできないだろう。これから華為(ファーウェイ)、小米、OPPO、vivo、realmeなどの國産メーカーが5Gの旗艦モデルを次々発表する予定で、5G端末が徐々に4G端末の市場を奪うのは自然な成り行きだ。アップルの5G端末は下半期になるまで登場しないので、アップルブランドの中國市場シェアは中國メーカーにかなり浸食されることになる」との見方を示した。
アップルに対する市場の期待感はすでに株価に反映されている。東方財(cái)富のデータプラットフォームのChoice數(shù)拠によると、アップルの株価は米國現(xiàn)地時(shí)間の2月12日の終値が327.2ドルの史上最高値をつけたが、3月13日の終値は277.97ドルで、時(shí)価総額は1兆4316億5700萬ドルから1兆2162億5200萬ドルに目減りし、2154億500萬ドルが蒸発したことになる。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)
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