2020年3月27日、新型コロナウイルスによる肺炎が最初に発生した中國(guó)湖北省武漢市の封鎖が4月8日、解除（開(kāi)城）される。1月23日に人口1100萬(wàn)人の大都市を封鎖するという未曽有の感染防止策に踏み切ってから2カ月余となる。一方で首都北京では海外からの「ウイルス逆流」に備えて厳戒態(tài)勢(shì)だ。

中國(guó)共産黨機(jī)関紙?人民日?qǐng)?bào)の電子版によると、4月8日午前0時(shí)から、武漢市は武漢市と湖北省から外部へ移動(dòng)する交通ルートの規(guī)制措置を解除。秩序良く外部との交通を再開(kāi)し、武漢市を離れる人は湖北健康コード「グリーンコード」に基づいて安全かつ秩序よく移動(dòng)することが可能となる。武漢空港では國(guó)際便と北京との往復(fù)便を除く航空便も再開(kāi)される。

湖北省以外の場(chǎng)所から湖北省や武漢市に來(lái)た人は、所屬する省（自治區(qū)?直轄市）が発行した健康コードか湖北省発行の「グリーンコード」に基づいて、省內(nèi)全域で安全かつ秩序良く移動(dòng)をすることが可能。武漢市は感染狀況リスク等級(jí)評(píng)価の狀況に基づき、感染予防?抑制をしっかりと行うことを前提に、地區(qū)?等級(jí)?カテゴリー?時(shí)期を分け、條件を設(shè)けた企業(yè)活動(dòng)?操業(yè)再開(kāi)を推進(jìn)する。

省內(nèi)の大學(xué)?専門(mén)學(xué)校、小中高校、中等職業(yè)學(xué)校、技術(shù)労働者學(xué)校、幼稚園などは引き続き休校だが、具體的な授業(yè)再開(kāi)の時(shí)期は感染癥の予防?抑制狀況に応じて、科學(xué)的な評(píng)価の後、確定するという。

これに対し、北京の厳戒態(tài)勢(shì)は國(guó)內(nèi)で感染拡大を抑え込んだとする中國(guó)が歐米などからウイルスが首都に持ち込まれ、國(guó)內(nèi)で感染の第二波が起こることに神経をとがらせていることの表れだ。政治の中樞を守る意味合いもある。

23日からは北京著の國(guó)際便をいったん天津、河北省石家荘、山西省太原、內(nèi)モンゴル自治區(qū)フフホトなどに著陸させる「迂回（うかい）作戦」を開(kāi)始。各空港で検疫を?qū)g施して発熱などの問(wèn)題がなければ同じ飛行機(jī)で北京入りを認(rèn)める。

さらに北京到著後は全員を?qū)澫螭薖CR検査を行い、當(dāng)局が指定するホテルなどで14日間、集中隔離観察する徹底ぶりだ。宿泊費(fèi)用などは自己負(fù)擔(dān)。70歳以上の高齢者、14歳以下の少年少女、妊婦、基礎(chǔ)的疾患がある人らはPCR検査で陰性となった場(chǎng)合は自宅観察の道も殘されている。

こうした厳戒の背景には延期となったままの全國(guó)人民代表大會(huì)（全人代、日本の國(guó)會(huì)に相當(dāng)）の日程も絡(luò)んでいる。習(xí)近平指導(dǎo)部としては全人代を新型コロナに対する「勝利宣言」の場(chǎng)にしたい思惑があるともみられ、そのためにも各地から黨幹部らが大挙して集まる北京での感染狀況が重要な判斷材料になる。（編集/日向）