2020年3月21日、中國(guó)メディアの環(huán)球網(wǎng)は、國(guó)際オリンピック委員會(huì)（IOC）のバッハ會(huì)長(zhǎng)が19日、東京五輪について中止の可能性を否定したと伝えた。

記事はまず、20日に予定通り聖火が日本へ到著したことを紹介した上で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、本來(lái)予定されていた盛大な到著式が大幅に簡(jiǎn)素化されて少人數(shù)だけが參加したと伝えた。

そして、新型コロナウイルスの問(wèn)題は、「東京五輪を予定通り開(kāi)催できるのかどうかについての議論を巻き起こしている」と指摘。一部の選手から健康リスクや練習(xí)が十分にできないため良い成績(jī)が出せないなどの理由で、開(kāi)催時(shí)期を調(diào)整するよう求める聲が出ていると伝えた。

さらに、AFP通信の報(bào)道を引用し、五輪は3度中止した過(guò)去があると紹介。1916年のベルリン五輪、1940年の東京五輪、1944年のロンドン五輪で、いずれも世界大戦が理由だったと伝えた。

その上で、「東京五輪の最終的な運(yùn)命を握っているのはIOCであり、予定通りの開(kāi)催に代わる選択肢は3つある」と分析。それは「中止、延期、無(wú)観客での開(kāi)催」だと指摘した。

記事は、「中止」という選択肢について、多くの海外メディアから「最も見(jiàn)たくない結(jié)果」とされていると紹介。資源の浪費(fèi)になるだけでなく、最悪の前例を作ることになり、この先開(kāi)催を希望する都市が出なくなる可能性もあると分析した。また、選手にとっても4年に1度の夢(mèng)のチャンスを奪うことになり、悪影響を與えると指摘。こうした各種要因のため、IOCのバッハ會(huì)長(zhǎng)は19日、「中止は議題にない」と明言したと伝えた。

記事は一方で、ワシントンポストが、無(wú)観客での開(kāi)催は「いかなる見(jiàn)返りもない危険な行為」と分析していると紹介。また、多くのスポーツ大會(huì)は五輪の年を避けて開(kāi)催しているため、仮に東京五輪の開(kāi)催を1年延期するとした場(chǎng)合、これらのスポーツ大會(huì)を開(kāi)催するのが難しくなるという問(wèn)題があると論じた。

さらに、「開(kāi)催延期は2024年のパリ五輪の資金集めにも影響を與えることにもなり、米NBCのように巨額で放映権を購(gòu)入した企業(yè)も延期を快く思わないだろう」と指摘。ニューヨーク?タイムズが「開(kāi)催延期は悪夢(mèng)のようなことであるとはいえ、やはり最良の選択だと一部の人は考えている」と伝えたことを紹介した。（翻訳?編集/山中）