2020年4月15日、中國(guó)メディアの新浪娯楽は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、スイス連邦最高裁判所への上告期限が延長(zhǎng)されたことで、スポーツ仲裁裁判所（CAS、本部：スイス?ローザンヌ）からドーピング規(guī)定違反により8年間の試合出場(chǎng)資格停止処分を受けている男子競(jìng)泳選手の孫楊に、東京五輪出場(chǎng)の可能性が出てきたと伝えた。

記事によると、五輪2大會(huì)で3個(gè)の金メダルを獲得した孫楊は、2月28日にスポーツ仲裁裁判所で、ドーピング規(guī)定違反を理由に8年間の試合出場(chǎng)資格停止処分を受けた。CASは所在地のスイスの國(guó)內(nèi)法に準(zhǔn)拠するため、CASの処分を不服とした孫楊と弁護(hù)士団は、スイス連邦最高裁判所に30日以?xún)?nèi)に上告すると宣言していたという。だが、新型コロナウイルス感染拡大により、スイス國(guó)內(nèi)でも3月20日から厳戒態(tài)勢(shì)が敷かれ、スイス連邦最高裁判所が「3月21日から4月19日までの期間に提訴期限が設(shè)定された案件に関しては、延長(zhǎng)を認(rèn)める」という聲明を発表したため、孫楊の上告期間も延期されたという。

そのほか、香港のニュースポータルサイト「香港01」の記事によると、世界アンチ?ドーピング機(jī)関（WADA）が2021年から施行する新ルールの中に、「ペナルティーを受けた選手は國(guó)際競(jìng)技団體に処分の軽減を申請(qǐng)できる」という條項(xiàng)があり、來(lái)年1月になれば、孫楊は國(guó)際水泳連盟（FINA）に処分の再審理を求めることができるという。さらに、今年の夏に開(kāi)催予定だった東京五輪は1年延期が決定した。孫楊はこれらを追い風(fēng)ととらえているようで、浙江省で行われている中國(guó)代表チームの合宿に參加し、現(xiàn)在も練習(xí)を続けているという。

記事は最後に「孫楊はスイス連邦最高裁判所をすでに3回訪(fǎng)れ、上告の準(zhǔn)備を終え、選手生命を伸ばそうと爭(zhēng)っている」「上告後に孫楊側(cè)が勝訴すれば、孫楊は來(lái)年の東京五輪に出場(chǎng)することができる」と伝えている。（翻訳?編集/原邦之）