世界中のゴミが集まる村―広東省スワトウ市

広東省スワトウ市の貴嶼村は「電子ゴミの終著駅」と呼ばれている。電子ゴミの処理業(yè)で知られる同村には、世界各地からパソコンをはじめとする電子ゴミが送られてくる。

【その他の寫真】

貴嶼は1980年代から廃品回収で名を知られていたが、その後パソコンなど電子ゴミの処理業(yè)務(wù)に特化した。ゴミの中から使える部品を回収し、それ以外は原料として再利用している。***

現(xiàn)地住民の90％が電子ゴミ関連業(yè)に従事しているが、実際の業(yè)務(wù)は外地の出稼ぎ農(nóng)民に任せているという。貴嶼のゴミ処理業(yè)の技術(shù)レベルは低く、環(huán)境基準(zhǔn)を守っていないため、ゴミ処理工場(chǎng)の環(huán)境は極めて悪い。露天でプラスチックを燃やすなど汚染物質(zhì)も多い。そのため出稼ぎ農(nóng)民たちの発病率は極めて高い。醫(yī)療保険に加入できない出稼ぎ農(nóng)民にとって病気は死活問題となるが、しかし農(nóng)村と比べればはるかにいい給料に惹かれ、貴嶼での仕事を希望する者は後を絶たない。

先頃、貴嶼のゴミ処理業(yè)と環(huán)境問題を調(diào)査した報(bào)告書が発表された。報(bào)告書は村の土壌はすでに深刻な汚染狀態(tài)にあり、もはやゴミ処理業(yè)を止めて農(nóng)業(yè)に回帰することは難しいと指摘した。また各ゴミ処理業(yè)者は零細(xì)企業(yè)であるため、業(yè)者自身による技術(shù)力向上も難しいと問題點(diǎn)を挙げた。そこで政府の仲介によるゴミ処理業(yè)の技術(shù)力向上、ゴミ処理業(yè)以外の産業(yè)の誘致などの多面的な対策により村の環(huán)境対策を進(jìn)めるべきだと提言している。（翻訳/編集?KT）