韓國(guó)銀行（中央銀行）と米連邦準(zhǔn)備理事會(huì)（FRB）は19日、600億ドル（約6兆6600億円）の通貨交換（スワップ）協(xié)定を締結(jié)した。韓國(guó)紙は「危機(jī)の時(shí)に頼れるところはどこか、改めて実感させられた」と伝えたが、もう一つのセーフティーネットの日韓通貨スワップについては実現(xiàn)に悲観的な見方が支配的だ。

米國(guó)との通貨スワップ協(xié)定締結(jié)は2008年以來、12年ぶり。今回調(diào)達(dá)したドル資金が韓國(guó)國(guó)內(nèi)の銀行に供給されれば、新型コロナウイルスの影響による最近のドル資金の逼迫（ひっぱく）感と金融市場(chǎng)の不安が大きく解消されるものと市場(chǎng)はみている。米國(guó)が韓國(guó)、ブラジルなど9カ國(guó)と通貨スワップを締結(jié)したとのニュースが報(bào)じられると、韓國(guó)総合株価指數(shù)（KOSPI）が8営業(yè)日ぶりに上昇に転じ、また1ドル1300ウォン臺(tái)に迫っていた為替も1日で39ウォンのウォン高に転じた。

朝鮮日?qǐng)?bào)は社説で「米國(guó)との通貨スワップが直ちに韓國(guó)の金融市場(chǎng)を安定させる効果をもたらしたのをみると、米國(guó)がわれわれにとっていかに重要な國(guó)であるか、安全保障?経済戦線が危機(jī)に直面した時(shí)、われわれに救命の太いロープを投げてくれる國(guó)がどこかを改めて実感した」と指摘?！该讎?guó)は韓日軍事情報(bào)保護(hù)協(xié)定(GSOMIA）破棄問題、対北朝鮮制裁での不協(xié)和音、防衛(wèi)費(fèi)分擔(dān)金問題など対立要因が多かったのに（新型コロナによる）韓國(guó)人の入國(guó)禁止を自制し、通貨スワップによって古くからの友邦を支援する選択を行った」と、もろ手を挙げて歓迎した。

さらに、「これまでトランプ政権が同盟をビジネス関係として取り扱い、大きな失望を感じることもあったが、今回の韓米通貨スワップは韓米同盟が単なる『軍事同盟』にとどまらず、自由民主主義と市場(chǎng)経済を守る『価値同盟』であることを悟らせてくれた」と言及。「韓米通貨スワップが韓米間の安保?経済同盟をさらに一層強(qiáng)固にするきっかけになればと思う」と期待を寄せた。

一方、2001年7月に始まり13年半の間続いた日本との通貨スワップは15年2月に終了した。その後、日韓両國(guó)は再開に向けた議論を始めることで合意したが、16年12月、韓國(guó)の市民団體が釜山の日本総領(lǐng)事館前に従軍慰安婦を象徴する少女像を設(shè)置。これを日本側(cè)は従軍慰安婦をめぐる日韓合意違反として「協(xié)議再開打ち切り」を通告した。

ソウル経済によると、新型コロナの影響による経済危機(jī)の長(zhǎng)期化が懸念される中、専門家の多くは「日韓通貨スワップ協(xié)定締結(jié)の必要性」を主張している。しかし、最近の日韓関係を意識(shí)してか、文在寅政権から協(xié)議再開を求める表立った動(dòng)きはないままだ。（編集/日向）