トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)は29日、ロイター通信のインタビューで、韓國との間で行っている第11次防衛(wèi)費(fèi)分擔(dān)金特別協(xié)定（SMA）の交渉をめぐり「韓國が防衛(wèi)協(xié)力のためにより多くの費(fèi)用を米國に支払うことに合意した」と明言したが、韓國大統(tǒng)領(lǐng)府は30日、「交渉は進(jìn)行中」とした。中國メディアの海外網(wǎng)が30日付で報(bào)じた。

韓國紙?中央日報(bào)によると、トランプ氏の発言について韓國外交部は「何も合意したものはない」とコメント。また、韓國?聯(lián)合ニュースによると、韓國大統(tǒng)領(lǐng)府は「交渉は進(jìn)行中」としたほか、韓國政府高官も「まだ公開する情報(bào)はない」と語ったという。

海外網(wǎng)の記事は、「米國は1953年から韓國に軍隊(duì)を派遣しており、現(xiàn)在は約2萬8500人が韓國に駐留している。両國は1991年からこれまで10回SMAを締結(jié)した。第10次SMA協(xié)定は2019年12月31日に期限を迎える」とし、第11次SMA協(xié)定の締結(jié)に向けた交渉は2019年9月から行われているが、米國が韓國に従來の5倍である約50億ドル（約5370億円）の防衛(wèi)費(fèi)の負(fù)擔(dān)を要求したため、締結(jié)に至らなかったと説明した。

トランプ氏は4月20日、韓國が提示した防衛(wèi)費(fèi)案を拒否した。記事はロイター通信の報(bào)道を引用し、「韓國は防衛(wèi)費(fèi)の負(fù)擔(dān)額を少なくとも従來の13％増やすことを提示した」と説明。中央日報(bào)はこれについて、「韓國が大きな割合で防衛(wèi)費(fèi)を負(fù)擔(dān)しなければならないと露骨に要求している」と報(bào)じたという。

記事は、「交渉が難航する中、在韓米軍の韓國人職員がスケープゴートにされた。在韓米軍司令部は韓國に対して今年3月末、無給休暇を取っている在韓米軍の韓國人職員が5000人余りいると伝えた。韓國の世論は、米軍が韓國人職員を『人質(zhì)』に取り、交渉に有利な地位を占めていると批判している」と伝えた。（翻訳?編集/毛利）