2020年3月25日、新浪財(cái)経は、米連邦準(zhǔn)備理事會(huì)（FRB）が9カ國(guó)との間に臨時(shí)の通貨スワップ協(xié)定を結(jié)んだことについて解説する記事を掲載した。

記事は、新型コロナウイルスの感染が世界的に加速するなか、FRBが19日にオーストラリア、ブラジル、韓國(guó)、メキシコ、シンガポール、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、ニュージーランドの9カ國(guó)の中央銀行と、米ドルの流動(dòng)性を確保する総額4500億ドル（約49兆円）の臨時(shí)通貨スワップ協(xié)定を結(jié)んだと紹介。スワップ協(xié)定は少なくとも6カ月間続くとした。

そして、中央銀行間の通貨スワップ協(xié)定は、締結(jié)國(guó)同士が自國(guó)通貨や自由交換可能通貨を擔(dān)保とし、約定したレート、期限、利率に基づき互いに通貨を融通し合う取り決めだと説明している。

一方、中國(guó)がF(xiàn)RB主導(dǎo)の通貨スワップ制度に參加しない理由について「人民元が自由交換可能通貨ではないからだ」との見(jiàn)方があるとしたうえで、「この見(jiàn)方は実情とは異なる」と主張。「人民元は4年前に國(guó)際通貨基金が新たに定めた特別引出権バスケットの対象通貨に加わったことで世界的に認(rèn)められた國(guó)際通貨になっており、近年は兌換性や利便性が高まり続けている」と説明した。

記事はまた、FRBによる通貨スワップ協(xié)定は銀行體系の預(yù)金保険制度に似ており、市場(chǎng)がパニックになり米ドルの流動(dòng)性が抑えられるのを防ぐ効果があると解説。通貨スワップ協(xié)定がうまく機(jī)能すれば協(xié)定參加國(guó)にとっても、參加していない國(guó)にとってもメリットがあるとする一方、先日ドル指數(shù)が100の大臺(tái)を割り込むなど、市場(chǎng)に「米ドルショック」が生じている兆候が見(jiàn)られることを挙げ、「近ごろFRBが出した、通貨スワップ協(xié)定を含む一連の金融政策措置の効果が思わしくないことを示している」との見(jiàn)方を示した。（翻訳?編集/川尻）