新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、中國(guó)メディアの環(huán)球網(wǎng)は31日、中國(guó)から屆いたマスクに対する日本のネットユーザーの反応を紹介した。

記事はまず、「テレビ朝日が30日に報(bào)じたニュースは、『われわれを助けてくれた海外の友人をわれわれが忘れることはない』という周恩來(lái)?元首相の言葉を多くの人に思い起こさせるものだった」と紹介。そのニュースとは、中國(guó)から醫(yī)療用マスク1000萬(wàn)枚が日本に屆いたというもの。記事は「感染癥のために緊張狀態(tài)にある日本の人々にいくらかの安堵がもたらされた」とし、「東京五輪の延期宣言や喜劇王?志村けんさんの死去で暗い雰囲気が広がる中での貴重なプラスの情報(bào)」などとした。

そして、「注意深い視聴者がこのニュースを見た時(shí)、さらに一つの細(xì)かい點(diǎn)に目を向けた」とし、中國(guó)からのマスクが入った段ボール箱に中國(guó)人が良く知る「山川異域 風(fēng)月同天」というメッセージが見られたと説明。中國(guó)が感染拡大で最も苦しい時(shí)期に日本から屆いた支援物資にこのメッセージが添えられていた時(shí)と異なるのは「加油、中國(guó)（中國(guó)頑張れ）」が「日本頑張れ」に変わったことだけだと述べ、日本のネットユーザーからは「まずは、素直にお禮を言おう」をはじめとする感謝の聲が寄せられたと伝えた。

記事は、「中國(guó)の方々、ありがとうございます。早々、醫(yī)療関係者に、配ってください。出來(lái)れば、介護(hù)福祉関係の方々にも。私達(dá)は、自分で作っても、何とか、しのげます。早く速やかに、屆きますように」「中國(guó)ありがとう。コロナの前はマスクのほとんどが中國(guó)から來(lái)るとは知らなかった。安く買えるのも當(dāng)たり前だと思った、中國(guó)がダメだと日本はやっぱり影響を多くうける、特に庶民にはダメージが大きい」との聲を取り上げ、それぞれ「私心のない人」「小さな事から大きな事を見られる人」だとコメントしている。

また、「（中國(guó)に対する）多くの積極的な聲は心情だけでなく、日本の投稿者の素養(yǎng)の高さも映し出している」と評(píng)す一方、ネガティブな聲があることも紹介し、「そのような人は世界中どこにでもいる」とした上で、「意外なことに、ある日本のネットユーザーはすぐさま『畜生』という言葉を返した」と伝えた。

「畜生」という言葉について記事は、「日本でもあまり使われないののしり言葉。使うのは特殊な狀況下のみ。特に憤った時(shí)に口から出る言葉だ」と述べてそのニュアンスの荒さを指摘しつつも「この投稿者の気持ちは理解できる」とし、「『中國(guó)人は日本が困っている時(shí)期に支援の手を差し伸べたのに、否定的なことを言っては日本人のメンツがつぶれるではないか』ということだ」と説明。さらに、「同じように中國(guó)に味方するものは他にもあるが、中には誤ったバッシングもある」とし、愛知県豊川市の市長(zhǎng)に「反省」を促すコメントがそれであると紹介した。

豊川市の竹本幸夫市長(zhǎng)は先日、友好都市提攜を結(jié)ぶ中國(guó)の街に「寄贈(zèng)したマスクを返してほしい」と要請(qǐng)したことで「友好都市に送ったものを返せとは情けない」「日本人として恥ずかしい」などの批判を浴びており、記事は中國(guó)側(cè)が約10倍返しとなる5萬(wàn)枚を送るとしたことに言及した上で、「中國(guó)人の理解をもってすればこうしたやり取りは美談だが…」「『市長(zhǎng)は誠(chéng)実な人。皆さん、お手柔らかに』と言いたい」とした。また、このような美談はたくさんあると述べ、広東省と海南省が2月に贈(zèng)られたマスクの返禮として兵庫(kù)県に醫(yī)療用マスクを提供したことなどを説明している。（翻訳?編集/野谷）