2020年3月30日、中國(guó)メディアの澎湃新聞によると、健康であることを証明するQRコードを持って職場(chǎng)復(fù)帰した湖北省の男性が、4日後に新型コロナウイルス検査で陽(yáng)性と判定された。

記事によると、陽(yáng)性反応が出たのは広東省恵州市で勤務(wù)する湯（タン）さん。湯さんは、1月28日に新型コロナウイルスに感染した妻の叔父と一緒に食事をしていたため、濃厚接觸者として湖北省の実家で隔離されていた。その後、「湖北健康碼」（健康を証明するQRコード）を取得。3月17日に自家用車で広東省恵州市に戻り、22日から職場(chǎng)に復(fù)帰していた。しかし、勤務(wù)3日目に検査を受けたところ、翌日に陽(yáng)性の診斷が出た。本人には自覚癥狀はなかったという。湯さんに陽(yáng)性反応が出たため、職場(chǎng)の同僚約60人が隔離されることになったそうだ。

湯さんが職場(chǎng)復(fù)帰した時(shí)の関連文書の規(guī)定では、湖北省からの職場(chǎng)復(fù)帰でも武漢市以外であれば検査や隔離の必要はなく、すぐに復(fù)帰できるとされていたが、現(xiàn)在では修正され、まず検査を受けることが定められたという。

このニュースに対し、中國(guó)のネットユーザーから「健康QRコードは人に偽りの安心感を與えるだけ」「湖北省を解禁するのが早すぎたんだ。北京以外の全國(guó)各地に散っている。無(wú)癥狀の感染者が出てもおかしくはない。これは非常に危険なシグナルだ」などのコメントが寄せられた。

また、「潛伏期間が1カ月ということか」「なぜ湖北省では新規(guī)感染者がこの數(shù)日ゼロなのだろう。湖北省から出ると陽(yáng)性になるのか？」など、疑問(wèn)の聲も少なくなかった。（翻訳?編集/山中）